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旅するお手紙~365日世界一周~ vol.29|from エストニア・キフヌ島

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こんにちは、箱庭キュレーターの小夏です。
今回はバルト海の船旅の最後、エストニアについてお届けします!
フィンランドのヘルシンキに続き、フェリーでエストニアのタリンを目指しました。
実際、エストニアについてほとんど知らなかったのですが、日本で調べている時に
たまたまキフヌ島という島が目に止まりました。

写真を見ると、鮮やかな赤ずきんやスカートの民族衣装をきた女性たちが、森の中で踊る姿...
そしてキフヌ島では今でも伝統的な暮らしが残っており、生きた博物館なんて呼ばれているではありませんか!
これは、行ってこの目で見るしかない!ということで、今回行って参りました。

キフヌ島へは、エストニアの首都タリンからパルヌという町へ移動し、そこからフェリーで向かいます。
エストニアにはバルト海とリガ湾の間にたくさんの島があり、その中でもキフヌ島はリガ湾に位置しています。


パルヌの港はとても小さな港で、フェリーも小ぶりでかわいらしい。
しかし!エストニアはIT先進国のようで、この小ぶりなフェリーの中でもWi-Fiが飛んでいました!

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船内には、民族衣装のカラーからか赤いものがたくさんあり、部屋のような居心地でした。
北欧でも感じましたが、エストニアでもかわいらしいデザインのものが本当に溢れていて、
それは現地の大きく強そうな男性たちにとっても、いたって日常の一つ。
でもそれがどこか見慣れず、けっこう乙女心くすぐられていました~!

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キフヌ島までは 2時間半ほど。
デッキから外を眺めているとあっという間でした。
キフヌ島の港では、これまたかわいい看板が迎えてくれました。こんにちは、TERE!

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村にはのどかな景色が広がっていて、特有の島時間が流れていました。
ずっと動物や自然の景色が続いて、ほとんど人がいなかったからでしょうか?
時間が止まってしまったような気さえしました。
その後、通りかかった商店で話していると、お店の人がこの日泊まる家を知っているようで
「◯◯さん家ね、あの家族はとてもいいわよ。」と話してくれました。
村の中で家同士が離れていても、会う機会が少なくとも、こうしたつながりの濃さが
島のような小さなコミュニティのキーになっているのかもしれません。

お昼には、島に数軒あるレストランの一つで、ローカルランチを頼んでみました。

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野菜スープと魚の酢漬け、そして北欧でも食べられていた黒パン。
キフヌ島は漁業が島のメインの産業で、魚もよく食べるのだそう。
魚は少し生臭いので、玉ねぎなどの野菜と一緒に食べます。
色んな魚がとれて、それを火を通さないで美味しく食べられる文化って世界では特殊なんだなぁ
と改めて実感しました。ありがたや~!

そしてお昼を終え外に出ると、掲示板にこんなお知らせがありました。

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赤ずきんとスカートを履いた女性たちが輪になっている姿...
どうやら、キフヌ博物館で民謡と踊りのイベントがあるとのこと!
こ、これだ!

つづく


◆箱庭キュレーター
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小夏 / 旅人

3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
sommar | 世界一周 手しごと巡業の旅 | Twitter:@conatool

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