Quantcast
Channel: haconiwa
Viewing all articles
Browse latest Browse all 411

アルファベットをニットで!独特な色使いとワクワクするデザインのニットブランドCIANSUMI

$
0
0
150323s_01.jpg
アルファベットが踊るニットネックレス。
こんにちは。だんだんパリも春めいてきました!
そろそろコートを脱ぎたいと思っているNIITSUです。

春モノのお洋服を探しはじめる時期が来ましたね〜。
“まずは小物から新しいエッセンスを”と言う時にピッタリ! 
遊び心が効いているニット小物のブランドCIANSUMIをご紹介します。

そのかわいさは、作品たちを見て頂ければ一目瞭然ですよ!
150323s_02.jpg
CIANSUMIのニット作品で、私が一番魅せられたのがこのアルファベットのネックレス!
こちらの「SHARANRAAH(シャランラー)」という魔法の呪文のような言葉が綴られた作品は、つけたらスキップできそう。
小さなリボンがちりばめられたトートバッグや、ガラスビーズが使われたブレスレットなど、異素材との組み合わせも素敵です。

150323s_03.jpg
ペンやフリスクまでニットをまとって素敵に変身しています。
イヤホンもこんな風におしゃれが出来るんですね!

CIANSUMIを主催される、中村須彌子(すみこ)さんは美術大学在学中に「CIANSUMI」をスタート。
卒業後、ニューヨークに一年間滞在。

ニューヨーク生活では、毎日立ち寄るカフェでの作品作りが日課だったそうです。
窓際で編んでいると、外から覗く人が店内まで話しかけにくる事もしばしば。
次第にお客さんの間で話題になり、プレゼント用の注文や自分の好みのカラーでオーダーされることが増えていったのだそう。

気になると話しかけちゃう気さくなニューヨーカーのおかげで勢いがつき、
ずっとニットと付き合って行こう決心されたのだとか。

そんな中村さんの作品は、今まで出会った事の無いカタチにワクワクする小物がたくさんです。
150323s_04.jpg
アルファベット意外にも、ステキな形のネックレスの数々!
ネックレスの長さを自分で調整出来るのも、ニットならではの面白いところだなと思いました。
知恵の輪みたいなブレスレットも、腕につけてみると、繊細なイメージになるんですよ。

素材や編み方で、質感がガラリと変わるのも魅力のひとつ。
150323s_05.jpg
薄グレーのバッグは、ポロシャツなどに使われる“鹿の子”というニット生地。
生地の端同士を結んでリボンに!
詰まった編み目と繊細なリボンが対照的でとってもユニークですよね。

濃グレーのクラッチは、ベルベットニット。
毛足が長いので、編むと凹凸(おうとつ)が出て、光沢感と色気のある質感になるのだそうです。

鹿の子はスポーティなトートバックに、
ベルベットはパーティ仕様のクラッチにと、デザインに合わせて素材を選んでいらっしゃるとのこと。

編み方をミックスすると “王道のニット”な見え方になってしまうので、
なるべくシンプルに、編み方や編み目のサイズを厳選されているそうなんです。

新しい素材との出会いから「こう編んだらステキ!」とインスピレーションをうける事も多いのだとか。
150323s_06.jpg
150323s_07.jpg
パステルカラーからビビットな色合わせまで、独特な色使いも素敵! 
そして作品たちは、全て手編みで生み出されているというのも驚きでした!

クリエイター同士のネットワークも大切にされているそうで、
こちらのフラワーポットは友人の写真家さんの展示にご持参されたもの。
150323s_08.jpg
ニットでフラワーポットなんて、見たことない!こんなお花の飾り方も素敵ですね。

ご自身のコレクションの発表以外にも「JUCO.」等のファッションブランドとのコラボレーションや、
プロダクトデザイナーや建築家へのニットワーク提供をされていて、その作品がミラノサローネに出展されたこともあるとか。

ふつうのニットという枠にとらわれない中村さんの作品たち。
これからも、どんな新しい作品に出会えるのか、楽しみです。

作品はご自身のオンラインショップ「EYELIDS AND ORGANZA」の他、
神宮前にあるセレクトショップ「OCAILLE」では実際に手に取る事ができます。

作品づくりの合間にワークショップの講師もされていた中村さん、
2012年にはその内容が詰まった本も出版されていますので、創作意欲が湧いてしまった方は是非チェックしてみて下さいね。

指だけで、2時間で編める 布ひもバッグ
著者:中村須彌子 著
ジャンル:趣味・実用・娯楽・語学・サブカルチャー
出版年月日:2012/11/22
ISBN :9784864102209
判型・ページ数:4-6
定価:本体1,238円+税

そして最後に、とっても嬉しいお知らせが!
 
中村さんは、半期に一度CIANSUMIの新作展示&受注会を行っていて、次回は今月末の3/27~29に開催されます。
定番のネックレスやバックの他に、ホームアイテムやオブジェも発表されるみたいですよ!

新しいコレクションも楽しみですが、中村さんは気さくで笑顔が素敵な方。
以前展示会に伺った際は、ニューヨークでのエピソードを話していただきました。
そんな中村さんに、直接お会いできる展示会。ぜひ足を運んでみてください!

CIANSUMI SMALL SHOW
“this is a new pen”
日時:3/27(fri),28(sat),29(sun) 12:00〜19:00
開催場所: ( PLACE ) by method
〒150-0011 東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14


◆参照元サイト

◆中村 須彌子
東京出身 東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻 卒業 。在学中よりニットワークを中心としたCIANSUMIをスタート。 大学卒業後1年間、ニューヨークにて活動。現在は、展示+受注会でのコレクション発表をベースに、他ジャンルへのニットワークを提供。CM・広告・雑誌への作品制作、ワークショップも行っている。
「静謐(せいひつ)&popをモットーに今日も編んでます。」

◆箱庭キュレーター
haconiwa-niitu.jpg
フリーランスのアートディレクター/グラフィックデザイナー。
東京・西東京出身。ひょんなことから今はフランスに住んでいます。
食べることと、お酒を飲む事が大好き。そして太陽と海が好き。
南フランス・ニースとパリを行き来する生活をしています。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 411

Trending Articles