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山形の在来種のお米「さわのはな」

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山形県真室川町の大沢地区で育てられた在来種のお米。

こんにちは!おまつです。
今日は山形のお米のお話。

突然ですが、「さわのはな」というお米をご存知でしょうか。
機械を使用する生産に向かないこと、収穫が計算できないことなどの理由から、
現在はあまり栽培されていない幻の品種のようです。
他の品種より胚芽が大きく、食感がモチモチしていて、冷めても粘りがあるそうですよ。

この可愛いパッケージを手掛けた山形県のデザイン事務所「アカオニデザイン」さんも気になる!
というのも母親が山形出身なので東北で活躍しているデザイナーさんはついつい贔屓してしまう。
近々、おとり寄せして食べてみたいと思います。


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750g / 2.3kg
販売価格 (税込): 1,100 ~ 2,400 円

北に出羽富士鳥海山、南に月山を望む山形県真室川町の大沢地区で育てられた
在来種のお米「さわのはな」。
昔はこの土地でたくさん収穫されていましたが、
機械を使用する生産に向かないこと、収穫が計算できないことなどの理由から、
現在はあまり栽培されていない幻の品種です。

そんな「さわのはな」を代々つくり続けている〈森の家〉のお米は、無農薬・無化学肥料。
肥料には米ぬかと大豆のみを使用し、動物性の肥料を一切使用していません。
また病害虫対策には、漢方資材を使用して栽培しています。

他の品種より胚芽が大きく、食感がモチモチしていて、
冷めても粘りがあっておいしい「さわのはな」。
豊かな自然の中、手作業で丁寧に育てられたお米をぜひ味わってみてください。

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Art Direction & Design : 小板橋基希 Motoki Koitabashi
Illustration : 日野洋子 Yoko Hino

■参照元サイト

西荻窪の新しいBAR「Kitchen bar etsu」

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こんにちは。ねこの人とよばれている鈴木です。
きのう友人の友人が西荻窪に開いたBARに行ってきました★
「Kitchen bar etsu」という名前のお店です。

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お通しが豪華でとてもかわいいのです!
同い年の気さくなメンズ2人のお店。近隣の方はぜひ!

〒167-0053 東京都杉並区西荻南2-25-10
TEL:03-5941-6266

Open
【Mon-Thu】17:00-24:00(L.O23:00)
【Fri.Sat】17:00-27:00(L.O26:00)
【Sun】12:00-24:00(L.O23:00)
※不定休


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■参照元

おかっぱちゃんが行く!南米の旅〜グアテマラ編

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Hola ! Como estas ? おかっぱちゃんこと、イラストレーターBoojilです。
今回から連載がスタートします、わたしの南米の旅のレポート。
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前回までの連載の続きで、わたしはメキシコでスペイン語と民芸品作りについて学んだ後、
2013年1月〜3月までの約3ヶ月の間、中南米から南米へ。
メキシコ、グアテマラ、ペルー、ボリビア、アルゼンチンと旅をしました。

この度はわたしにとって忘れる事の出来ない思い出となり、自分の五感で感じた各国はどれも違った魅力を持つ
素晴らしい場所でした。

と、いうことで始めましょう。まずはグアテマラの旅!
グアテマラへの直行便は日本からは出ておらず、わたしはメキシコシティから直行便でグアテマラシティへ。

首都、グアテマラシティは治安が悪い事で有名。
一日約50人も強盗などを含む殺人事件で命を落としているような場所らしい。
仕事がある場所=お金が動く=犯罪が増える? 銃社会のこの街は気をつけたって犯罪に巻き込まれてしまう事もある。
死と隣り合わせである。

ぎゃ〜死にたくないよ〜!!!

出かける前にこの話を聞いて恐怖に怯えていたわたしは、空港に到着するなりどうしたもんか〜と悩んでいた。
わたしが目指す場所はメキシコシティから一時間ほど車で移動した場所にある世界遺産の街、アンティグア。
空港からはシャトルバスに乗りなさい。直接アンティグアに到着するから安心だよ。
そう言われて探してみるも、シャトルバスがどこにも見当たらない。
目の前に止まっているタクシーに乗るしかなさそうだ。。しかし!これでは、安全なのか全く分からない!

タクシーに乗り込み、ぎょっとした。運転手の顔が凶悪で犯罪者顔だった!

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しまった、これは安心できない。。しかしながら乗ってしまったら最後、運転手のおじさんとどうにか仲良くなろうと
スペイン語で話しかけてみると・・・

行く先々で観光案内をしてくれるおじさん。
「その橋は水道橋だったんだ。今から100年前以上前に建てられたものだよ。」・・どうやら、おしゃべりが好きなようだ。

初めて来たグアテマラシティ。中心部にはマクドナルドやショッピングモールなど大型商業施設が目立つ。
そこから車を走らせて30分程たつと少しずつ民族衣装に身を包んだ女性達が増えてきた。グアテマラシティを抜けて
あと15分も走れば、世界遺産の街"アンティグア"である。
もうすぐ到着するかな〜?と、わくわくしていると・・・

おじさんがなんとカッターを取り出したではないか!!!!!!!!!!!!!
運転席でカッター!?!?!?しかも車を停車した。。
ドアを開き、外へ出て後部座席へと移動してくる? 

ぎゃわー!殺されるの!?わたし!!?!??!?

と、心臓が飛び出しそうになり怯えていると・・おじさんは道に咲いていた植物を手にとりカッターで狩り出した。
ん?何をしているのだろう。なんだ?なんだ?動揺しているところに、おじさんが運転席に戻ってきた。

席に着くと、おじさんはその植物をカッターで切って整え、
なんと"フエ"をつくったのである。
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フエ・・・笛 ? なんのためにーーーーーーーーーーーーーー!? 
ピヨピヨピヨ〜と笛を吹きながら嬉しそうな顔で車を走らせるおじさん。
「さー、到着だ〜!」と声をあげる。

理解不能、困惑するしかないわたしは、ドキドキしたまんまの胸を抑えながら、心の中で

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と、思うのでした。悪人顔でも世の中良い人はいるもんですね〜笑

"アンティーク・古い街"と言う意味合いを持つ、世界遺産の街"アンティグア"。
さあ、どんな景色に出会えるか?

おかっぱちゃんが行く!南米の旅〜グアテマラ編 つづく!
つづきは来週〜!

Boojil_photo2.jpgBoojil (ブージル)
イラストレーター/エッセイスト/漫画家。 http://boojil.com/
自身のひとり旅を記したエッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』(小学館文庫)が現在NHK Eテレで2012年9月~12月までアニメ化されレギュラー放送された。
ap bank fes 2012でオフィシャルTシャツのデザインを担当するなど、ジャンルを問わず活動中。
好きな国はメキシコ、ラオス、インド。2012−13年、メキシコへ留学中、スペイン語と民芸品作りを学ぶ。春に帰国し、東京を拠点に活動を再開。この夏、練馬区の古民家でスタジオ・イベントスペース"東京おかっぱちゃんハウス"をオープン予定。




今週の注目Exhibition「tukuwa textile: 企画 ~hana-to-kawa~」

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20年後も身につけられるテキスタイル
こんにちは。Keinaです。
今日はテキスタイルのお話。

佃 あゆみさんから展示会のお知らせが届きました。
あゆみさんは、西荻紙店さんが開催していた『紙と貼』工場見学で出会いました。
面白い場所には、面白い人が集まる。そんな出会いが、とても楽しく大好きです。

テキスタイルブランドの立ち上げ、初めての展示会とのこと。
爽やかな色と愉快な模様がステキです。
私も時間を見つけて遊びに行ってみたいと思います。

展示会の内容がわかる日記も要チェック → ~hana-to-kawa~展示会にまつわる日記
テキスタイル好きのみなさま、ぜひ足を運んでみてください。
写真を見ていたら自分も作品を作りたくなりました。近々何か作ってみようっと!

tukuwa textile: 企画 ~hana-to-kawa~
2013年6月6日(木)~6月11日(火)
11:00~19:00(最終日17:00まで)
東京都渋谷区神宮前4-2-19
TEL 03-3479-2775
東京メトロ表参道駅A2出口より 徒歩2分

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◆シルクスクリーン帆布バック作り
〈要予約〉(3500円) 
満席となりました。

6月7日(金)、8日(土) 13:00~15:00
既存の型を使い、2時間かけてじっくり
帆布バックを一緒に染めていきます。
型の組み合わせ方、色の選び方で、
その人らしい世界に1つしかない
帆布バックを染めていけたら、と思っています。
型は"草むら"のイメージで製作しました。
色は10色ほどご用意があります。

◆シルクスクリーン体験
〈予約不要〉(500円)

6月6日(木)、9日(日)、10日(月) 11:00~18:30
10分ほどでできるシルクスクリーン体験を開催します。
随時受付しておりますので、お気軽にお声かけくださいませ。

■関連サイト

神楽坂あんてなVol7 ~ACHO kagurazaka~

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静岡からやってきたこだわりプリンと焼き菓子のお店

神楽坂あんてな、超お久しぶりの更新でございます!

今日ご紹介するのは神楽坂にある弊社事務所のすぐ裏に、
4月にOPENした「ACHO kagurazaka」
こだわりプリンと焼き菓子の専門店です。

創業したのは代表の合子さんの地元、静岡県の島田市。
わたしの地元焼津市ともご近所さんです。

そしてなんとも偶然なことに、弊社の絵師daisketchさんも同じく静岡県出身なんですが、
上京する前に地元でバイトしていたBARでACHOさんのプリンを仕入れていたそうで。
同じ名前のお店が会社のすぐ近くにオープンしたので気になって来てみたら...なんと数年ぶりの再会 笑
じもトークで盛り上がりました~!

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創業以来島田市で営業してたそうなんですが、旦那さまのご実家が神楽坂ということもあり、
思い切って東京に拠点を移し、神楽坂にOPENしたそうです。
同じ地元の方の活躍って、なんだか嬉しくなりますよね。
いま島田のお店は、合子さんのご両親が土日のみモーニング&ブランチcafeをやっているそう。


そんなACHOさんの看板メニューがこちらのプリン!

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濃厚でとろける口溶け...♡しあわせ...♡

パッケージのデザインもすごくかわいいんです!

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右からバニラプリン、緑茶プリン。
白と黒のパッケージは洋酒の入ったバニラプリンと、チョコレートプリン。
こちらのふたつはアルコール強めの大人のプリンです。
開けてすぐ食べちゃって中身の写真がない...すいません...

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焼き菓子やジャム、ドレッシングもあります。

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マーマレードは静岡県藤枝市の夏みかんを使用。
これまたパッケージがかわいいのでギフトにもぴったりです。

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神楽坂散策のあとの帰ってからのお楽しみのおみやげに、
ちょっとした手みやげにもぜひ!!


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〒162-0805 東京都新宿区矢来町103    
TEL     03-3269-8933
営業時間 月~土11:00~19:00 日 11:00~18:30

定休日   火曜日・第一、第三水曜日

駐車場   なし

東京メトロ東西線 神楽坂駅より徒歩1分、都営大江戸線 牛込神楽坂駅より徒歩7分


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スガハラの工場で、ガラスのお皿作りを体験してきました!(後編)

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こんにちは!箱庭編集部です。

今回は、前編の工場レポートに引き続き、ケーナ編集長がTRYしたガラスのお皿作りをレポートいたします!

 

まずは、10種類以上あるガラス製品の中から、作ってみたいものを選びます。スガハラ工場では、

「のぼしコース」「のばしペアコース」「吹きコース」と、3種類のガラス制作教室があります。

ケーナ編集長は、「のぼしコース」にチャレンジ!

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べースは、クリアなガラスですが、好みによって好きな色を混ぜる事ができます。


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 熱々のガラスをこの台に乗せ、引き伸ばしながらお皿を作っていきます。


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色んな型が用意されています。熱いガラスの上にペタっと押しつけ跡をつけます。


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さあ、いよいよ開始です! まだ、ガラスは運ばれていませんが、若干、キンチョー気味のケーナ編集長。


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ケーナ編集長は、葉っぱのカタチのお皿をチョイス。ガラスを乗せる前に、葉っぱのカタチを描きます。


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さ~て、運ばれてきました! アツアツのガラス。先ほど描いたカタチに合わせます。


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ベースのカタチと厚さは、職人さんにお任せです。ケーナ編集長は、のばす気満々です!


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さあ!一斉に"のぼし"です。ガラスの温度は600度以上。600度を超えるとガラスは変形するそうです。


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私語する暇なんてありません。どんどん、ガラスの温度は下がるので、

伸ばして、線を入れて...とやることがいっぱいです。


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職人さんのナイスフォローで、いい感じのカタチになってきました。だんだんガラスが硬くなってきます。


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おっ!ついにカタチになってきました。仕上げは、職人さんにお任せです。あっという間の出来事です。


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ケーナ編集長は、「のばしコース」を選択しましたが、一輪挿しをはじめ、グラスやコップなどが

作られる「吹きコース」も楽しそうでした。たくさんある中から色は選べます!


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ケーナ編集長は、この葉っぱ型のお皿をチョイス。色も、コバルトブルーにしましたよ。

さてさて、仕上がりはいかに!?


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こちらは、工場と同じ敷地内に併設されているカフェです。

ドリンクだけでなく、パスタなどの食事もできます。もちろん、グラスや食器は、スガハラさんのモノです。


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工場取材の後は、カフェで休憩をさせて頂きました! バナナ・スムージー


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マンゴー・アランチャ(マンゴー+ブラッドオレンジ)。フレッシュで美味しかったです!


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白を基調とした店内で、爽やかな印象でした。

カフェ前のサクラが満開になる春先に、今度は行ってみたいです! 


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カフェの横には、ショップもありました! 工場&カフェと同じように白を基調とした外観。

ショップでは、ロングセラーの定番モノから新作までが展示&販売されています!


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ショップのエントランス。よ~く見てみると、丸いガラスが埋められています。可愛い!


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あと、敷地内にあったカフェの看板。ステキです。花壇との競演に思わずパチリとしちゃいました!


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そして、ケーナ編集長が作った葉っぱのお皿です! 

職人さんの力を借りましたが、素敵なお皿が完成しました。

とても立派な出来映えに大満足!

 

前編&後編でお送りした「スガハラ工場レポート」は、いかがでしたか?

普段、何気に見たり使ったりしているガラスって、とても手間隙をかけて

作られていることがわかって、とてもいい経験になりました。

 

ひとつずつ手作りなのに、

商品として同じデザインに仕上げられるスガハラの職人さんたちの技術にも驚きました。

本当に凄かったです!

ガラス制作体験教室は、一般の方も参加できるので興味のある方はぜひ、トライしてみては!


スガハラファクトリーショップ

千葉県九十九里の工房敷地内にあるショップ。

ここではほぼ全商品を展示してます。工房見学や体験教室の開催も。

TEL 0475-76-3551

〒283-0112 千葉県山武郡九十九里町藤下797

営業時間 9:00~18:00

年末年始以外無休


sghr cafe

TEL 0475-76-3551

〒283-0112 千葉県山武郡九十九里町藤下797

営業時間 10:00~18:00 (年末年始以外 無休)

駐車場 10台

ペット 同伴可(テラス席のみ)

喫煙 喫煙可(テラス席のみ)


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関連サイト

SGHR スガハラ

sghr cafe

ポケットに入るポータブルうちわ「Pocket Size Uchiwa」

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暑い夏も楽しく快適に。
こんにちは。Keinaです。
気づけば今年も暑い季節がやってきましたね。

夏の出勤中、移動中、信号待ち、ふとした時に猛烈に暑くなる瞬間ってありますよね。
いま、いい風が吹いたらどんなに幸せだろう!なんて思いつつ、じっと耐える感じ。

そんな時、サッと取り出して使えるコンパクトな「うちわ」があったらいいのにな~と思っていたら。。
ちょうどいいモノを発見!その名も「Pocket Size Uchiwa」。

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デニムのポケットにも入るので、歩きながらでもサッと取り出せて便利。
たたむとコンパクトで持ち運びしやすい大きさになります。
カラーは全部で8色!私の好きなストライプ柄やトライアングル柄まであるのも嬉しいところ。
しかも重さ約13g!これなら持ち運びも楽ですね。
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価格|399円(税込)
色|8色展開
商品サイズ|約W112×H112×D4/mm
商品素材|PP
パッケージサイズ|約W125×H210×D4/mm
重さ|本体:約13g (パッケージ込み:約18g)

本格的な暑さが来る前に夏を乗り切る快適グッズを準備してみてはいかがでしょうか。

■参照元

「箱庭」外部スタッフ急募いたします〜!

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こんにちは、箱庭編集部です!


突然なんですが、

箱庭の出版物を一緒に作って頂ける

外部スタッフの方を募集いたします!


8月に出版を予定しております「箱庭の雑貨本」で、

6月末から7月末が制作期間となります。


今回は、

エディター&ライターの経験者

のみの方を対象とさせて頂ければと思います。


詳細は、個別のメールでやりとりをさせて頂ければと思います。

(ページ単位、企画単位でのお仕事となります)


【こんな人とご一緒したい!】

●雑誌の編集の経験がある方

●女性雑誌でライティングの経験がある方

●とにかく箱庭が大好きな方(笑)


ご興味のある方は、

「箱庭 外部スタッフ募集」と件名に明記の上、

info@haconiwa-mag.com 酒井宛までに

(お仕事の実績、お名前、ご年齢、お住まい)をメールでお送り頂ければと思います。


随時、書類審査をさせて頂き、お会いさせて頂きたい方のみ、ご連絡をさせて頂きます。

応募から1週間以内にご連絡をさせて頂きます。

1週間を過ぎても連絡がない場合は、『今回は、ご縁がございませんでした』となります。

ご了承のほど、何卒よろしくお願いいたします。



32歳で一念発起! 自分の好きなモノに出会えた瞬間。

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松尾たいこ

松尾 たいこ (まつお たいこ)

アーティスト/イラストレーター
広島県生まれ。1995年、32歳で上京しセツ・モードセミナーに入学。1998年からフリーのイラストレーターに。第 16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の書籍装丁画を手がけたほか、雑誌,広告,ファッションブランドやミュージアムショップへの作品提供。2013年5月に初のエッセイ「東京おとな日和」を出すなど幅広い分野で活躍している。

【LINK】
TAIKO MATSUO ART-WORKS
松尾たいこブログ|私だけの色を探して
Twitter
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「東京おとな日和」特設サイト


【BOOKS】


東京おとな日和

今回、お話をお伺いしてきたのは、松尾たいこさん。これまでに250冊以上の書籍装丁、雑誌、広告など、たくさんのお仕事をされているイラストレーターさんです。キャリアも充実されているので、緊張気味の箱庭編集部でしたが、とってもチャーミングな方で終始、笑い声の耐えないインタビューとなりました。5月に発売された初エッセイ『東京おとな日和』の中では、「40代、いまが一番楽しい!」とおっしゃっています。20代と30代をどんな気持ちで過ごし、そして夢だったイラストレーターになるまでを、たっぷりと聞いてきましたよ!


haconiwa(以下h):まずは、イラストレーターとしてご活躍する前のお話をお伺いさせてください!

松尾さん(以下:松):短大を出て地元(広島)の自動車メーカーに就職しました。入社当初は、一般事務だったんですけど、忙しくもなくむしろ退屈だったので勝手にプログラミングの勉強をして、システム開発の部署に移してもらったんですよ(笑)。結局、その部署には5年間くらいいて、最終的には、32歳で会社を辞めました。ただ辞めようと思った動機は、イラストレーターになるぞ!という強い思いがあったわけではなかったんです。1 年間だけ好きなことをして、また広島に帰って職を探そうと思っていたんです。だからイラストレーターになれるとは思ってなかったです。


h:最初は、期間限定で上京されるつもりだったんですね。

松:そうですね。初めて好きなことをやってみようと思ったのが32歳だったんです。10年以上働いてきたご褒美として、自分の思うようにやってみようと思ってたんです。

h:ちなみに、OL時代に学ばれたプログラミングっていうのはどういったものですか?

松:主にC言語とかを勉強していました。

松尾たいこ

松尾たいこ

h:えっ!スゴいですね!!

松:いや、本当に暇だったんで...(笑)。役割のある仕事をされている女性もたくさんいたと思うんですけど、基本的に職場は男性社会で、男性70人に女性1人みたいな感じだったんですね。だから可愛がって頂き、居心地はとってもよかったんですけど、仕事はものすごくつまらなかったんです。ただ、プログラムは作れても、その中にある周波数とかを計算する数式の意味が私はわからなかったんですよ。周りの人たちは東大卒の人だったりと、エンジニアの方ばかりがいる中で、これは、私がここにいてもこれ以上、上に行くことはできないなとも思っていたんです。

h:上京して通うことになるセツ・モードセミナーは、どういう経緯で選ばれたんですか?

松:たまたまなんです! 絵の勉強をしたいって話を友達にしたときに、セツ・モードセミナーがいいよって教えてもらったんですよ。いや~本当に、思っている事を口に出すもんだなって思いました。いろんなきっかけが生まれますもんね。で、セツ・モードセミナーを調べてみると、試験がないし、通われている人の年齢がバラバラだったんですね。これなら私も入学できると思って、すぐに有給をとって入学手続きをしに行きました!

h:地元の会社を辞めようとした時の周りの反応はどうでしたか?

松:もう辞める前から「辞めない方がいいよ!」って、会社の人からは言われました。休みも多く働きやすい環境で、広島の中では給料も良い会社でしたからね。実際に定年ぐらいまでいる女性も結構多かったんですよ。辞めた人にも話を聞くと「絶対辞めない方がいい!」って。辞めた当初は自由になった感じで楽しいんだけど「だんだん退屈になってくるよ」って、働けるなら働いていた方がいいよって、ものすごく言われました。だけど、私は辞めてから、1回も1秒も、後悔したことはないんで(笑)、余計なこと聞かなきゃよかったって思ってます。

松尾たいこ

h:ちょっと気持ちが揺らいだりとかは、なかったんですか?

松:なかったですね。というのも20歳で入社して1ヵ月後くらいから、すでに違うな~って思ったんですよ。でも、私の性格って、控えめっていうかなんか消極的なので、自分が人と何か違うことができるとかを考えたことなかったんです。あとは、せっかく入社したんだから...とか、25歳くらいまでは、そんなことを思っていたんです。でも、32歳になったときに、こうなりたいっていう女性が職場には、いないってことに気づいて...。そう考えると、働くことは好きだったので一生働きたい!と思った時に、ここで働く自分ってのが全然想像できなかったんです。だから、20代は色々と悩みましたが、辞めるときは全く迷ったりはしなかったですね。入社してすぐに違和感を感じ、ごまかしながら25歳を迎えて、32歳で自分の立ち位置と周りを見渡したら、今しかない!って感じで、辞めちゃえって思ったんですね。

松尾たいこ

h:上京され、セツ・モードセミナーに入られてどうでした?

松:まずは、わかってはいたんですが、本当に年齢や境遇が違う人がたくさんいてびっくりしました。それまでは、同じ学校とか、同じ会社とか、そういうコミュニティでしか、友達って作ったことなかったんですよ。セツ・モードセミナーの入学式に行ったら、どう見ても私が一番年上なんですね。一番下は、本当に中学を卒業して入学してくる人とかいるわけですよ。だから、絶対に友達できない!って思いました(笑)。でも、好きな絵が描けるからいいや、と思っていたんですけど、すぐに友達はできました(笑)。それまでは、友達との共通の話題って美味しいものとか旅行とか、テレビドラマくらいしかなかったんですよ。だけど、セツ・モードセミナーに通いだしたら、「なんとか展がよかった」とか、「たいちゃんの絵が、レイモンド・カーヴァーの小説みたいな感じ」だとか...、レイモンド・カーヴァーってなんだろう~?みたいな(笑)。それぐらい何も知らなくて...。だから、それからは、すごい勉強していろんな画家さんを調べたりとか、美術館に行ったり映画を観に行ったりとたくさんインプット作業をしました。印象的なのは、グループみんなで挑戦していた公募展。みんなで出す前に、喫茶店に集まって、みんなで絵の品評会みたいなのをしたりして、そういうのがすっごい楽しかったですね。だから、1年間学んだらすぐ帰ろうと思ってたんだけど、広島に戻らず絶対にイラストレーターになろう!っていう気持ちに変わっちゃっいました。

h:そこは悩まず、絶対これしかない!みたいな感じだったんですね?

松:はい! もう絶対にイラストレーターなれる、と思っちゃいました。それまでは、"動いてる"イラストレーターとかも見たことがなかったので、実感としても刺激を受けました。OL時代は、イラストレーターって、別の世界の人と思ってたんですよ。でも、セツ・モードセミナーにも実際にイラストレーターやりながら、勉強しに来てる人もいたりするんですよ。それに、一緒に勉強している人もイラストレーターになりたい!って言ってるので...、「あれ?これ別に普通の職業じゃん」って思えたんです。

つづく

6月16日(日)より雨の日を楽しむ3都市連続イベント『雨の日には』が開催!

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雨の日には、雨の日なりの楽しみ方を。
『雨の日には2013 ~雨雲のむこう、星をおもう~』が、
6月16日から東京、京都、名古屋で開催!

こんにちは。おまつです。
本格的な梅雨に突入し、ジメジメむしむしした日が続きますがいかがお過ごしですか?
私の髪は一気にもっさり度が増し、キノコでも生えてきそうな所存で御座います。
梅雨の季節って低気圧が停滞しているからかちょっぴり気分が沈んだり、体調を崩しがち。
でもでも、ちょっと角度を変えて考えてみるのが箱庭流。
雨の日楽しんじゃえばいいじゃん。
熱帯低気圧だって気分ひとつで吹き飛ばしちゃえばいいじゃん。

そうです。雨の日も楽しめちゃうそんな素敵なイベント、あるんです!

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『雨の日には2013 ~雨雲のむこう、星をおもう~』
昨年の梅雨時期に、雨降りを楽しむ1週間連続イベントとして開催した『雨の日には』。
今年は「雨雲のむこう、星をおもう」をテーマに開催します。
"「雨の日」だけがもっている雰囲気や湿度を、存分に味わい、過ごしてみること。
そして、雨雲のむこうに広がる、星を想うこと。
見えないけれど、それはきっとそこにある。
それだけでも満ち足りた気持ちになれるはず。
「雨の日」に、読んだり、聴いたり、食べたり、出かけたり。
次の「雨の日には」、あなたはなにをして楽しみますか?"

6/16~7/14の期間、京都・名古屋・東京を舞台に、
雨降りを楽しむ雨のフェスティバル『雨の日には2013』へぜひ。

雨の日にはオフィシャルサイトより引用
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同イベントは、様々なジャンルで活躍するアーティストを招き、雨の日の湿度や雰囲気を味わうことをテーマに掲げて開催されるそうです。
開催地は東京、京都、名古屋の3都市。注目すべきはその開催場所。
京都では左京区を走る叡山電車。なんと叡山電車の車内でトークイベントや、ライブが行われるそうです。なんともユニーク!

早速明後日6/16(日)には歌人の穂村弘さんと恵文社一乗寺店の堀部篤史さんがトークを繰り広げる『雨の日は列車にゆられて』や、おはた雄一さんと坂本美雨さんによるユニット「おお雨」のライブが開催予定。
実は叡山電車って京都に訪れる度、毎回乗っているレトロなローカル線。
比叡山や鞍馬や大原など自然豊かな京都の山里を楽しみに行ってます。
その途中恵文社一乗寺店に寄って、旅のお供となる本を見つけて、電車でのんびり読書するのももオツ。
そんな私の旅の楽しみ方を実際イベントで体言してくれるって本当に素敵☆
今年は残念ながら行けないのですが、来年是非リベンジしたいと思います。

さて、東京ではなんとわれら箱庭の本拠地、荻窪にある6次元が開催場所のひとつ。これは近い!
7/5(金)鉱物アソビのフジイキョウコさんと一緒に、鉱物に思いをはせる夜が過ごせるそうで。
鉱物アソビって・・・!?なにやら気になる、気になる・・・。
その他にも6次元では、文筆家・甲斐みのりさんとミュージシャン・tico moonさんに、『雨降りの散歩』という会もあるそうです。
行けたら両日お伺いしたいと思います♪
荻窪ちょっと遠いよ、って方は他にも三軒茶屋 nicolasや原宿 VACANT、はたまた名古屋方面の方は名古屋 ON READINGでも同イベントが開催されるそうですよ~。

詳しい日程はこちらのオフィシャルサイトでチェックしてみてね。

ちなみにこのイベントサイトで気になったのは、メインの挿絵。
ものすごいゆるいですよね。
気になって調べたところナガノチサトさんというイラストレーターさんによるもの。
メインのビジュアルってそのイベントの雰囲気を表すので、きっとゆるくて、ほっこりするイベントなのでしょう(笑)!
是非同イベントに参加して「雨の日」だけがもっている雰囲気や湿度を、存分に味わい、過ごしてみて下さいね♪

■参照元サイト

今週の注目Exhibition 地味で地道な文房具がテーマの「山崎文具店」

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ずっと使いたくなるような文房具。

こんにちは。Keinaです。
時々こんなことありませんか?
その時はジャケ買い気分で内容も確認せず、なにげなくもらってきたDMが
家に帰ってよく見てみると、実は自分と馴染みのある場所や人へ繋がっているなんてこと。
今日紹介するのは、そんな展示会のお話。

家に帰ってDMをよーく見てみたら、会場がなんと神楽坂のフラスコさん!
移転前まで働いていた事務所のご近所さんだったという偶然。(近い!)
しかも、ちょうど神楽坂で会議がある日から始まるという偶然。(行ける!)
そして山崎さんは、箱庭のおくりモノで取り扱っている
MokuNejiのプロダクトデザインを一部お手伝いしていたという偶然!(驚き!)
3つも偶然が重なったので、明日さっそく行ってみたいと思います(笑)

この展示は、プロダクトデザイナーの山﨑宏さんがセレクトした文具を集めた企画展です。
文具好きとしては、見逃せない展示ですね。ぜひ!

山崎文具店
地味で地道な文房具
2013年6月14日(金)~6月18日(火)12:00~19:00
会場:フラスコ 東京都新宿区神楽坂6-16

文房具を仕事として関わり二十数年、文具メーカーに勤めていたころでは考えられないほど
テレビや雑誌などで文房具が取り上げられるようになりました。
しかし、文房具に取り組んでいる人たちはブームとは無縁で、日夜少しずつ工夫を積み重ねています。
そんな地味で地道な、ずっと使いたくなるような文房具を集めてみました。

■出展者
ヤマサキデザインワークス/革小物 木製品
輪島・キリモト/木と漆 和文具
美篶堂/紙・手製本
林工芸/美濃和紙(小野里奈)
Bowl Pond Products/メタルクラフト
SyuRo/ブリキ缶
八朔ゴムはん/ゴムはんカードなど
中村文具店/古文房具
大谷哲也/白磁のランプシェード
出展者所有の古本など

会期中の3日間、日替わりで軽食と喫茶、ビールとウイスキーをご用意します。

15日(土) あゆみ食堂
16日(日) すみや
17日(月) フルタヨウコ

ドリンク協力 株式会社いまでや

協力/フラスコ
什器/橋本 裕
グラフィック/内田順子


〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-16
TEL : 03-3260-9055

アクセス
東京メトロ 東西線 神楽坂駅 1番出口(神楽坂口)から、徒歩3分
都営地下鉄 大江戸線 牛込神楽坂駅 A3番出口から、徒歩5分

より大きな地図で フラスコ を表示

■参照元

ちょっと踏み出す勇気の大切さを実感しました!

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松尾たいこ

松尾 たいこ (まつお たいこ)

アーチスト/イラストレーター
広島県生まれ。1995年、32歳で上京しセツ・モードセミナーに入学。1998年からフリーのイラストレーターに。第 16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の書籍装丁画を手がけたほか、雑誌,広告,ファッションブランドやミュージアムショップへの作品提供。2013年5月に初のエッセイ「東京おとな日和」を出すなど幅広い分野で活躍している。

【LINK】
TAIKO MATSUO ART-WORKS
松尾たいこブログ|私だけの色を探して
Twitter
facebookページ
「東京おとな日和」特設サイト


【BOOKS】


東京おとな日和

h:リアルなところで、読者の方も気になると思うんですけど、社会人から学生になってお金の面はどうされていましたか?

松:11年間OLをしていたのいである程度の貯金はあったんですよ。もともと、1年くらいは遊学するつもりでしたから。


h:セツ・モードセミナーに通われて、お仕事が入ってくるようになったきっかけはありますか?

松:きっかけは、そろそろ個展をやっていいかなっていう時期がありまして...。98年かな。今はなくなってしまいましたけど、表参道の同潤会アパートに「ロケット」って言うギャラリーがあったんです。そこではじめて個展をやったんです。きっかけは、私が一番大好きなイラストレーター伊藤桂司さんに作品を見てもらいにいったときに、CAPの藤本さんのことを教えて頂き、藤本さんが運営している「ロケット」で個展を開けることになったんです。

h:すごいですね! 箱庭メンバーのエディトリアルデザイナーは、みんなCAPの藤本さんを尊敬していますよ!

松:だからやっぱり、勇気を出して伊藤さんにアポをとって本当によかったなって思ってます。ちょっと踏み出したり、ちょっと発言することで、何か次のきっかけになるんですね。その個展がきっかけで、仕事が入るようになったんです。まあでも最初の頃は月に1本とかでしたけど(笑)。

松尾たいこ

h:最初のお仕事は何でしたか?

松:最初のお仕事は、『SWITCH』でした。
「わぁ~こんなかっこいい雑誌から来たー!」って、すごく嬉しかったのを覚えていますね。

h:デビューが『SWITCH』ってすごいですね!

松:あと、ほぼ同時に『サイゾー』からもオファーがありました。

h:では、そこからは順調にお仕事が入ってきたって感じですか?

松:いえいえ、その時点では、そんなに入ってこなかったんで、いろいろ策を練りました。一番最初にやったのは、自費出版で作品集を作りました(2000年)。で、デザイナーさんや出版社さんに配りました。その後は、WEBサイトを自分で作りました。当時は、もちろんSNSとかもないですし、WEBサイトを簡単に作れるソフトもなかったので、なかなか大変な作業でした。でも、おかげで少しずつ、お仕事は増えていきましたね。

松尾たいこ

h:個人として、WEBサイトを導入されるのも早いですね!

松:大変でしたけど、なんとか自分のWEBサイトを作り、今までの仕事を全部載せて...。で、毎日、見に来てもらうには変化がないとダメだなと思ったので、日記のページとかも作りました。今と違って、ブログサービスも普及していなくて、毎日htmlを自分で打たなきゃいけないんで相当大変でしたね(笑)。あとは、年に1回は必ず個展をやっていました。個展でちょっと変わった感じのDMを作ったりもしました。だいたい皆さん個展に来る時間はないけど、DMは覚えてくださることは多いので、DMの印象でやっぱり仕事って来るんですよね。だから、一番最初の「ロケット」でやった個展のときは、当時にしては斬新なDMを作ったんですよ。普通だったらポストカードとかじゃないですか、新人のクリエイターさんだとお金がないから自分で刷ったりとかして、ちょっとチープな感じのやつになりがちなんでですね。それも、コンセプトでそういうDMだったらいいと思うですが、大体は、そこにお金をかけない、知恵を絞らないっていうのが大方の理由だと思うんですね。でも、私はプロの印刷所に頼んで、二つ折りにして絵が両方から見られるDMを作ったんです。封筒も透明なものにして、封筒なのに外から中が見える仕様にしたんです。そしたら、結構インパクトがあったみたいで、そのDMが好きでまだ壁に貼ってあるよ!とかって何年か後に言われたことがあったんです。だから、DMに限らずですが、ケチって印象に残らないモノを作って捨てられるんだったら、お金や時間をかけてしっかりとアピールできるモノを準備するべきだなと思っています。

松尾たいこ

h:誰かからアドバイスされるというよりは、ご自身でPRとかも計画されるんですか?

松:はい! そういうのすごい好きなんですよね。今回、書かせて頂いた本(「東京おとな日和」)も出版するときに、どうしたら色んな方に知って頂いて、読んで頂けるかな~って考えた末に、自分で特設サイトを作ったんです。新聞に載った書評はもちろんのこと、ブログやツイッターのコメント、Facebookで頂いたメッセージなんかも全部載せたんです。しかも今回は、Tumblrで作ってみました。初挑戦でした! そしたら、すごく楽しくて...。最初は、Tumblrにツイッタ―で人がつぶやいたコメントを載せるやり方とかもわからなかったんですが、調べたらすぐわかるんですよ。だから、それらができるとちょっと達成感あって、本当に楽しいんですね。

h:やり方は違うけど、独立直後からやられてきたことと根本は変わらずなんですね。

松:そうですね。とにかく、イラストレーターって、たくさんいるんですよ。私が加入している「東京イラストレーターズソサエティ」っていうのも、審査があったりとか、公募展があったりとかで、誰でも入れるわけじゃないんですけど、200人以上所属しているんですね。あと、「イラストレーションファイル」は、上下巻になって1000人とかが加入されているんですね。だから、第一線で活躍し続けようと思ったら、ずっと宣伝というか、動き続けなきゃいけないなというのはすごい考えています。そんなにいつもディア露出できる訳でもないですし、どこにでも見られるような絵ではないので忘れられないようにするためにも、とても大事なことだと思っています。もちろん基本は、いい絵を描くのが大前提なんですけど、それがあったら、じゃあそれをどうやって広めるかとか、ずっと好きでいてもらうためにどうするかとかを考えるのも仕事のひとつだと思っています。

松尾たいこ

h:『東京おとな日和』を出すきっかけは何かあったんですか?

松:きっかけは、友達と話をしていた時です。去年の始めくらいなんですが、制作意欲が湧かないというか、あまり絵を描く気がしなかったんですね。そんなことを相談していたら、友達に「文章を書いてみたら?」って言われたんですよ。私の文章って、すごく自然で、だけどちょっと人と見るところが違ったりするところが面白いよって言われたんですよ。で、「ええっ!」と思ってびっくりしたんです。でも、いろいろ考えてみると、今までブログは、人に批判されるのが怖かったからあんまり自分の思いを書かなかったんですよ。だけどその1年くらい前から、自分の思ったことを書くようになっていたんです。そしたら、意外とみんなが共感してくれたりしていて...。見に来る人の数とかも、そういう内容のときの方が多かったりしていたんですよ。そう考えてみると、文章を書いてみるのもいいかなと思えたんですね。

h:偶然のタイミングのように思えますが、必然的なタイミングだったかもしれませんね。

松:そうそう。最近は、ツイッターなんかでも、ちょっと弱気になって、わぁーっと自分の思っていること書いちゃったりとかすると、すごい反応あるんです。だから、そういったみなさんからの反応もあって、書く決心はついたんです。あとは、そもそも文章を書くが好きだったいうのもありますね。で、自分が書けることって何かな~と思って、いくつか自分でも企画書みたいなものを作ったんですよ。特に自分より若い人に共感してもらう何かを書きたいっていう気持ちが強かったです。そんな思いを、いろんな友達に相談していたら、私のツイッターをフォローしてくれていて、しかも私の文章が好きです!とおしゃってくれる20代の編集者さんを紹介して頂いたんですね。ただ、だからといって出版できるとは思わなかったんですが、ブログのファンでもありプロの編集者として、一度、両方の目で、この企画が本になるかを相談してみようと思ったんです。そしたら、彼女が、私が担当編集で出したいです!っておっしゃったんです。

松尾たいこ

h:そんな経緯があったんですね。しかも、素敵な出会いも...。

松:はい! だから自分から持ち込んだんです。だれも書けとは言っていないです(笑)。でも、このタイミングだったから実現したんだと思っています。私は、32歳のときに、ようやく自分の根っこっていうか、やりたいことが見つかったから、私にとってはそれがいいスタートだったと思うんですね。で、自分が20歳の頃を思い返してみると、別に何にも考えてなくて、今日楽しければいいかなぁ~くらいな生き方だったから(笑)、そこで、もしこんなチャンスが巡ってきたとしてもそれを活かせたかどうかわかんないなと思うんです。だから例えば20歳で、その根っこを見つけられた人は、それをやればいいし、見つけられない人は、いろんなことを勉強する時期って思って、いろんなことをやればいいんじゃないかな~って思います。



つづく

おかっぱちゃんが行く!南米の旅~グアテマラ編 vol.2

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Hola ! みなさん、こんにちは!おかっぱちゃんこと、イラストレーターBoojilです。
前回に引き続き、グアテマラの旅について書いていきますよ~!
グアテマラシティを走り抜け、ようやく世界遺産の街"アンティグア"に着いたおかっぱちゃん。どうなる?どうなる?

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世界遺産の街"アンティグア"はスペイン語で"アンティーク"、"古い"という意味がある。
名前の通り、街を散策してみれば倒壊したまま廃墟と化した教会を始め、
中心部に敷き詰められた石畳もどこもかしこも年期が入っていて風情がある。

わたしが到着した日はたまたま週末だったので、道ばたで民族衣装を着た先住民の女性達が
村から降りてきて、道売りをしていた。
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覚えたてのスペイン語で話をしてみると・・・
彼女の名前はマリア。着ているのは自分で織ったウィピル(民族衣装の1種で、織物で出来た貫頭衣のこと)
大きな花柄の刺繍も入ったカラフルで美しい一枚。制作するのに2−3ヶ月かかるそうだ。
今日がお祭りやイベントだから特別に着用している訳ではなく子供から大人まで普段着として着ているんだから驚きだ。

アンティグアの中心部を歩いていると、女性が着ているウィピルの鮮やかさから街全体が絵の具のパレットのように見える。
女性達は普段から手を動かし、物作りに専念していて出来上がった自慢の作品を観光客に向けて販売をし
生計を立てている。わたしたこの暮らし方に感銘を受け、憧れた結果、こうして旅をしているわけだけれど
何度見てもこの技術を真似るには、グアテマラの先住民として生まれ、小さな頃から手を動かす必要があるだろう。
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アンティグアには綺麗なB&Bに数泊泊まる事にしていた。
グアテマラには全部で2週間ほど滞在予定なので、これからどうしようか。
のんびりとこの街の事を見て回りたい。時間に余裕もあるので、アンティグアのスペイン語学校にも見学にいこうかな。
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おかっぱちゃんが行く!南米の旅〜グアテマラ編 つづく!
つづきは来週~!
Boojil_photo2.jpgBoojil (ブージル)
イラストレーター/エッセイスト/漫画家。 http://boojil.com/
自身のひとり旅を記したエッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』(小学館文庫)が現在NHK Eテレで2012年9月~12月までアニメ化されレギュラー放送された。
ap bank fes 2012でオフィシャルTシャツのデザインを担当するなど、ジャンルを問わず活動中。
好きな国はメキシコ、ラオス、インド。2012−13年、メキシコへ留学中、スペイン語と民芸品作りを学ぶ。春に帰国し、東京を拠点に活動を再開。この夏、練馬区の古民家でスタジオ・イベントスペース"東京おかっぱちゃんハウス"をオープン予定。

海や山に捨てられているゴミを集めた作品「Found In Nature」

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塵も積もれば山となる。
ゴミも積もればひとつの作品に?

こにゃにゃちは、なかじです。
東京では雨の日が続いてまして、湿気がハンパないです。
こんな日は、早めに家に帰ってビール片手にラストシンデレラ観ながら「でもさー、こんなかわいい39歳もあんなかわいい春馬もセクシーな直人も現実いないよねー(ぐびぐび)」とか野次を飛ばしながらとびきり自堕落な時間を過ごしたい。隣に厚揚げとかあったらもう、至高のほっこりタイムです。

と、本題とは全く関係ない雑談はさておき
今日ご紹介したいのはニューヨークで活躍する写真家
Barry Rosenthalさんの「ゴミ」を集めた写真作品。

Found In Natureという作品名の通り、自然の中で捨てられていたゴミを集め、ずらっと並べたものです。 ゴミって聞くとやっぱり"汚い"イメージがあるし、街中や山、海に捨てられているゴミを目にするたびに憂鬱になりますが、同じカテゴリでこうして並べると、何だかアートのように見えてきませんか?

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色やカタチ、素材でカテゴライズされた写真の数々。

よーく見ると見たことがあるようなプラスチック容器だったりするけど、規則的にこうして並んでいるとちょっとキレイだなと思う。きっちり規則的に並んではいるけどひとつひとつはサイズや形が不揃いだったり、並べ方にもセンスを感じます。


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※コチラから他の写真も見れますよ↓↓↓

スタートのタイミングは人それぞれ違う。だから比べる必要もない!

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松尾たいこ

松尾 たいこ (まつお たいこ)

アーチスト/イラストレーター
広島県生まれ。1995年、32歳で上京しセツ・モードセミナーに入学。1998年からフリーのイラストレーターに。第 16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。これまで250冊以上の書籍装丁画を手がけたほか、雑誌,広告,ファッションブランドやミュージアムショップへの作品提供。2013年5月に初のエッセイ「東京おとな日和」を出すなど幅広い分野で活躍している。

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東京おとな日和


出雲IZUMOで幸せ結び

h:仕事を続けられる楽しく続けられる秘訣みたいなものってありますか?

松:そうですね~。楽しく続ける秘訣は、プライベートな時間をちゃんと持つことですかね。特に私は、美味しいものを食べたりとか、旅行が好きなので、そういう予定を早め早めに入れておくんですよ。で、そこは絶対にキャンセルしないんです。だから例えば、長めの旅行とかでも夫と行こうと思ったら、1年前から計画を立てて、チケットやホテルの手配をします。なので、来年2月に海外へ行く予定なんですけど、もう飛行機もホテルも予約をしています!(笑)


h:おお。すごいですね!

松:普通です、これ(笑)。毎年そうなんです。フリーランスっていつ仕事が入ってくるかわからないですし、暇になったら行こう!とかって言う人がいっぱいいるんだけど、結局行かない人ばっかりなんですよね...。
松尾たいこ

h:今後はこれをやってみたいとか、こういう絵を描きたいとか、そういったことは考えられていますか?

松:長期的なことはあまり考えていないです。それよりも「とにかく、ずっと続けたい」ですよね。たぶん私がイラストレーターを始めたころに比べたら業界全体が厳しいと思うんですよ。雑誌も減っているし、電子書籍の動向も未知ですし、おまけに新人さんも育ちにくい環境で、ギャランティも据え置きかもしくは下がったりと...。だからこそ、まずは、続けるためにどうするかっていうのを、常に考えています。1ヵ所に依存しないで仕事したい!っていうのと、常に新しく何ができるか!っていうことですね。あとは、自分の価値を高めるようなことも同時に考えていければとも思っています。

松尾たいこ

h:確かにそうですよね。業界だけでなく、社会全体としても活躍する場が、日々変わったりしていますもんね。そういうことを不安に受け止める人もいますし、逆に色んな事できる!みたいな考えもあるし、その辺は、どのように考えていますか?

松:私の場合は、不安より、いろんなことができるのが楽しい!って考えるタイプです。今なんか、SNSとか使えば無料で何でもできるじゃないですか(笑)。だから、何でもやってみようよって思いますよね。例えば、まだやったことないですけど、インターネット上だけで展覧会をやるとか...。今後そういうことだってあるわけだから、不安に思うよりも、できることを探してやろうよっていうスタンスですね。いやー、超前向き(笑)! (一同、笑)

松尾たいこ

h:どんな状況でも、活躍される方は活躍されるし、それを逆手にとっていてる方もいらっしゃいますし...

松:そうなんですよ。だから、たぶんみんなと同じことやっていたら残れないんですよ。本当に天才的に絵がうまい人というかアーティスト的な人は、何もしなくてもずっとやっていけると思うんですけど、ほどほどに絵のうまい人は、山ほどいるので、そこはやっぱり考えなきゃなって思うんですよね。

h:最後に読者へのメッセージをお願いいたします!

松:まず、何事においてもスタートは、人それぞれのタイミングなので、人と比べる必要はないということ。ただ、闇雲にスタートすればいいってものではないと思うので、それなりのリサーチとか準備は必要だということを忘れないでほしいです。そしてスタートしても、自分が目指したものが必ず本当に自分に合っているかっていうのは、また別の話だったりするので、あるところまでやったら、客観的に自分を見ることも大事かな~と思います。あとは、やりたいな!とか思うことは、口に出した方がいいです。私も口に出す事でいろんなご縁を頂いたりしたので...、これは実感しています。やっぱり、頭の中で考えていても、誰も気づかないんですよ。

松尾たいこ

おかっぱちゃんが行く!南米の旅~グアテマラ編 vol.3

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Hola ! como estas? (オラ コモエスタス?)みなさん元気ですか?
おかっぱちゃんこと、イラストレーターBoojilです!

さぁ、今日は連載のつづきです。グアテマラ編 vol.3

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グアテマラの世界遺産の街「アンティグア」に滞在中、
時間もあったのでスペイン語の復習も兼ねて、わたしはスペイン語学校に一週間ほど入り直すことにした。

調べて最初に行った学校がたまたま女優の片桐はいりさんの弟さんが経営する"アタバル"というスペイン語学校で
どの授業もマンツーマンで先生から教えてもらうことができ、しかも格安!ということからすぐにここに決めた。

せっかくならグアテマラの暮らしや文化に触れたいと思い
学校から徒歩10分程度の場所にあるアナというおばあちゃんの家にホームステイをすることになり、
アンティグアで2週間ゆっくり過ごすことになった。

毎朝7時に起きて学校に出かける際、わたしには大好きな景色がある。
アンティグアにも日本の"富士山"のように立派な"アグア火山"があり、眺めていると自然と家族を思い出したりするのだ。
きっと山の上に登ったら気持ちがいいだろうな〜。と、いうことで初めて迎えた週末に学校の友達と登ってみることにした。

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今回は登山ということでガイドもいる安心コースを選び旅行会社を訪ねツアーに参加することに決定!
わたしたちは朝の6時に出発し、帰りは夕方で参加費わずか10ドルを支払った。
なんてリーズナブルなんだろう!

実はこの南米の旅で"登山"と"乗馬"に挑戦したいと思っていた私の夢はまずひとつここで叶うことに!
やったー!と思っていると、ツアーのワゴンは山の麓へ。
車を降りると子供達が馬に乗ってわらわら集まってきた。
「乗馬はどう?僕が育てた馬なんだ。良い子だよ!」

なんと、わたしの夢は同時にふたつも叶うことになったのだ!

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子供のとき以来、乗馬なんて久しぶり。大人になってからは初めてだ。
馬に乗って歩く、山道の景色は素晴らしいものだった。
空気がおいしい!あたたかい日差しに真っ青な空。アンティグアもまたいつだって晴れていた。
ここにいるとわたしはいつも元気でいられる。

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歩き出して1時間もすると、もう馬が入れない険しいゾーンにたどり着く。え?ここに登るんですか?
それくらい、人もいないし、真っ黒でなんだか地獄のように見えるのだ。
お馬さんと少年に「ありがとう。」といって別れ、今度は自分の足で歩き出す。30分程歩くと・・・


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さすが活火山!植物も生きられない真っ黒な世界である。風がごうごうと音を立て、半袖なんかじゃいられないくらい
厳しい寒さに教われる。ぐ〜!寒いよ〜!!!!!!!そして何よりお腹が空き始めた。
体を温めるのは何か食べればよいかしら?そう思っていると、ガイドのおじさんがマシュマロを取り出し・・・
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その場で焼き始めた〜!!!!!!!さすが無法地帯!!!
活火山だというのに、立ち入り禁止区域なんてないのですから、グアテマラ人は暢気です。
事故にあったら自己責任!日本だったら考えられませんが、アグア火山は自由にガイドなしでも歩くことができてしまいます。
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焼きマシュマロをツアーの参加者に配りまくるガイドのおじさん。
朝ご飯もたべずにやってきたわたしはお腹がぺこぺこで、おじさんが焼いてくれたマシュマロを大事に大事に食べました。
ツアーに参加して、グアテマラがまた好きになった。この自由さは日本に戻ったらなかなか体験できないだろうなぁ。

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楽しい乗馬火山登頂ツアーも終わり、帰り道すっかり筋肉痛になったわたしはパワー充電にと
中心部で評判の良いレストランにはいって夕飯を食べました。
アンティグアの食事、どこにはいっても本当に美味しいですよ〜
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またレポートします!
おかっぱちゃんが行く!南米の旅〜グアテマラ編 つづく!
つづきは来週~!
Boojil_photo2.jpgBoojil (ブージル)
イラストレーター/エッセイスト/漫画家。 http://boojil.com/
自身のひとり旅を記したエッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』(小学館文庫)が現在NHK Eテレで2012年9月~12月までアニメ化されレギュラー放送された。ap bank fes 2012でオフィシャルTシャツのデザインを担当するなど、ジャンルを問わず活動中。好きな国はメキシコ、ラオス、インド。2012−13年、メキシコへ留学中、スペイン語と民芸品作りを学ぶ。春に帰国し、東京を拠点に活動を再開。この夏、練馬区の古民家でスタジオ・イベントスペース"東京おかっぱちゃんハウス"をオープン予定。

家づくりのヒントを探しに、自由が丘のLEAD ME HOME by RIVERGATEへ!

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インテリアショップMOMO naturalから生まれた
RIVER GATE初の路面店におじゃましてきました♪

こんにちは、なかじです。
最近は湿気ぽさが少なくなってきて、だんだん過ごしやすい天気になってきましたねー
出不精気味だったわたくしも、ぽかぽか陽気に誘われて
最近少しずつ外へ出掛ける機会が増えてきました。

特に最近は引っ越しを検討中ということもあり雑貨屋さんや
インテリアショップに行くことが多いのですが、
いいなと思った家具や雑貨を見ながら、
「このソファで寝転がってちびちび呑みたいな」とか言いながら
きゃっきゃするのがたまらなく楽しい。まぁちょっと余談ですが、
とにかく雑貨やインテリアって眺めているだけでもほんと楽しいよね。


そんなとき、箱庭がいつも仲良くさせてもらっているMOMO naturalさんの系列ショップ
LEAD ME HOME by RIVERGATEOPENしたという情報を聞いて
「これは!」と早速ケイナ編集長と遊びに行ってきました。
自由が丘、実は私今まであまり足を踏み入れたことがなかったのですが
とにかく"イケてる街"というイメージだけはあったわけで...

ワクワクしながら いざ行かん、すてきタウン自由が丘へ。
駅から少し歩くとお目当てのお店がありました。

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お店前のフラッグにはLEAD ME HOMEの文字。元々は以前「MOMO natural CHIC」があった場所を
今回内装を解体&新たに施工して作ったんですって。
(※以前ケイナ編集長がMOMO natural CHICで打ち合わせしている様子はバックナンバーに掲載中ですよん) 
さて階段を上ると、ガラス張りの店内がちらりと見えます。

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何この、すてき空間。
入った瞬間、「あ、好き」と直感で確信しました。ビビビってやつ。すみません古いですね。
この日はあいにくの雨だったんですが、自然光がたっぷり入った店内は
明るくて開放的で、居心地がむちゃ良いんですよ。迷惑かなと思いながらも、ずっと長居したくなる
※(居心地がよすぎて実際長時間居座っちゃった私たち。スタッフの皆さん、ごめんなさい汗

店内は装飾もほとんどなくシンプルで置いてある家具は決して多くはないですが、
丁寧に作られた滑らかな木目のテーブル&椅子に、ふかふかのソファ。棚に陳列された雑貨たち。
早速、お店の中をぐるぐる探検してみました。

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これ一目惚れ!ハギレで作られたヒモに取り付けられたガラスのフレーム。
写真やカードを入れて白壁の部屋に飾りたい。
こうやって窓際に掛けても雰囲気あっていいなぁ

ひと言で言うと、RIVERGATEの家具や雑貨はシンプルで武骨。
メインの木はもちろん、鉄や金属、ガラスを使ったものも多くてユニセックスな雰囲気というか。
元々RIVERGATEは内装デザインをメインに行っているので
店内の壁や施工もすべてオリジナルプロデュース。
家具はじめ壁や床、什器ひとつひとつにもこだわりがぎゅーっと詰まってます!

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雑貨のラックには食器や調理グッズの他に、ピクルスやオイル漬けなど瓶詰フードも。
こうしたディテールがあることで暮らしかたがイメージしやすいですよね。
家具と雑貨はいわば"ニコイチ"ですもん。
「こういうテーブルにこんな食器を並べてごはんを食べたいな」とか
「棚とテーブルは同じ色と素材で統一したいな」とか

「このテーブルの上にピクルスとワインとチーズ...隣に恋人とかわいい犬が居て...(むふふふ)」
なーんてことまで想像する時間もこれまた楽し。

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お店のところどころに吊るされている照明たちは、余計な装飾を省いたシンプルなデザイン。
写真上の豆電球ライトは、金具に真鍮を使っていてアンティークっぽい風合いに。
使い込んで色が変わるとさらに味が出ます。

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この写真中央に写っているキッチンカウンター、特筆すべきは引き出しの"取っ手"の部分。

何とこの部分、額縁を作っている工場で特別にオーダーして作ってもらっているんだそう!
よく見ると額縁のような凹みがあって、それを引いてモノを出し入れできるようになってる。
こんなカウンター初めて見たよー!

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スウェーデンの壁紙ブランド「SANDBERG(サンドバーグ)」のサンプル。
こういうの見たら、とりあえずペラペラめくりたくなるよね(笑)
北欧のほっこり温かみのあるパターンがかわゆい。この鳥と植物の柄、絵画っぽくて好き~

この壁紙はちょっと触った感じが凸凹しているというか、質感が少し変わってるんですよね。
聞いたところこれはサーフェイスプリントと言って
柄の持つ立体感や色彩の重なり合いを出すことが出来る伝統的な印刷技術を用いているそう。
ポピュラーなグラビア印刷(雑誌同様の多色刷り)だと、
この絵画っぽい独特の立体感を表現することができないんだって。
普段こういうお話を聞く機会ってなかなかないから、何だか新鮮です。

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お店にディスプレイされている家具は
言わずもがなすべてオリジナル (什器もね!)

というわけで、
サイズや素材の要望を伝えればセルフメイドができちゃいます。
写真上の吊り棚とチェスト、テーブルは素材やサイズが選べたり
原っぱみたいなグリーンがかわいいソファは13人掛けと
住む人の生活に合わせてサイズや布をオーダーできちゃう。
「木製」とひと言で言っても素材や加工次第で色合いも手触りも全然違うんですよ~

この日教えてもらったのは、北欧家具によく使われる"チーク"という高級材。
世界3大銘木のひとつに数えられるとだけあって、木目がとにかく美しくて、それでいてタフ。
ちなみにMOMO naturalにはないRIVERGATEならではの木材なのですと。

実際に触ってみるとすべすべしていて、
つや消し加工がされているからか見た目も大人っぽい雰囲気!
こんな家具が似合う家にいつか住みたいなぁ


まだまだ書きたいことはたくさんあるんだけど、案の定...書ききれない(笑)
というわけで、実際に直で見て、触って、感じてもらえたら嬉しいな。
完成図をイメージして、「箱」である家にひとつひとつお気に入りの家具や雑貨を増やしてく。
これをこっちに置こうかな、机の色は何がいいかな?とか悩むのも楽しいひととき。
何だかそれってモノや作品を作る工程と似ているような気がします
家って私たちにとって一番身近なクリエイティブ空間なのかも。
なんて、ふと思ってみたり。


~おまけのひとコマ~
ちなみに、より自分好みの家に仕上げたい!という
おませなDIY好き女子のために、パーツや工具も売ってます↓↓↓

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LEAD ME HOME by RIVERGATE

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聚落社のなつかしくてあたらしい紙からできた封筒

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京友禅紙の技術を身につけた職人が立ち上げた
紙と紙製品を扱う「聚落社(jyuraku-sha)」。

こんにちは。紙好きのKeinaです。
先日、東京蚤の市へ遊びに行った時に出会ったモノがステキだったのでご紹介します!
それは、聚落社さんの封筒です。

京都の友禅紙の技術を身につけた矢野誠彦さんが、
デザインから色の調合、地張り、染色までをたった1人で行なっているそうです。
聚落社とはその手染めの紙と紙製品を扱う会社の名前です。
まさか、こんなかわいいモノを男性がつくっているとは驚き!

ブースの前で、初めて見た時は、ひとり大興奮!!(こっそりね)
な、なんてかわいいんだ!!
本当は全種類欲しかったけど、我慢して3種類に絞りました。

洋2封筒 162mm×115mm 3枚入り 525yen 
上質で厚手の和紙を使った洋2サイズの封筒。
しっとりとした手触りの厚手の和紙封筒と宛名シール3枚が入っています。
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Ginga(紺色)
星と線、三角でできたパターンがナイス!

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エダマメストライプ(黄)
よーく見るとストライプが枝豆。

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エダマメ(水色)
シマシマ、水玉、枝豆を贅沢にあしらった一品。

お気づきの方もいるかもしれませんが、実は私、枝豆が大好物なんです(笑)
それで、エダマメ柄を見つけたとき、これしかないとすぐ決めました!
選んだ3種類中、2種類がエダマメ!どれだけ好きなんだか!

今後も聚落社さんのアイテムが楽しみです。

◆参照元

ふたつとない出会いの手作り日傘「Coci la elle(コシラエル)」

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ひがし ちかさんがつくる、日差しともっと仲良くなれる日傘
こんにちは。Keinaです。
急に暑くなったなーと思っていたら、東京も梅雨が明けたようですね。
今日は午前中から雑誌の取材で外出していたんですが、あまりの暑さと日差しにクラクラ。。
いよいよ本気で日傘が欲しい今日この頃。きっと同じこと考えた方も多いのではないでしょうか。
前から気になっていた素敵な日傘をご紹介。

日傘作家/アーティスト/小物デザイナーの
ひがし ちかさんが主宰するブランドCoci la elle(コシラエル)の手づくりの日傘。
傘には、ひとつひとつ楽しく美しいモチーフが描かれています。
夏は日傘、冬はスカーフの柄を描かれているそうです。
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◆about

ひとつの想いが一本の日傘になり
あなたをつつむ
フレームの中ではなく
太陽の下思い切り広げられる
一枚の絵

日差しともっと仲良くなれる
一本の日傘

ひとつの想像が一枚のスカーフになり
あなたをくるむ
しんと静かな絵ではなく
たたんだり結んだり
表情ゆたかな一枚の絵

装いにあわせて変化する
一枚のスカーフ

それは 街をキャンバスにしパレットを開くように
それは カレイドスコープのように
傘が咲き スカーフが彩る
ときにポップでパンクなエレガンス

めくるめく日々のための絵を描き
あなたのための特別な一本をこしらえます

Coci la elleのWebサイトより引用


ひがしさんの傘を見ているだけで、なんとも心が和みます。
少し前まで日傘というと、白か黒のイメージでした。
こんな美しい色の日傘があるとは驚きました。
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生地/綿100% 親骨/47cm 日本製
23,100円(内税)
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スラッと伸びた持ち手もナイス。

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生地/綿100% 親骨/47cm 日本製 ハンドペイント
23,100円(内税)SOLD OUT
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生地/綿100% 親骨/折り畳み50cm 日本製 ハンドペイント
29,400円(内税)SOLD OUT

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雨傘もまたステキ。
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雨傘/日本製/親骨 50cm 傘生地の組成 ポリエステル100% 親骨の色 シルバー
※生地の取り位置により1点ずつ模様が異なります
  この商品はpassionでも細かい模様が多めに入ります
19,950円(内税)

お気に入りの日傘を見つけて
暑い夏にステキな傘の花を咲かせましょう。

そして、2012年11月からスタートした財布や小物のブランド「I Eye's アイアイズ」もぜひチェックしてみてください。
微妙な色とありそうでない品物、きゅっと掴むデザインと納得の使いやすさと機能。日常が非日常になるそんな小物達。
これからも、ひがしさんのご活躍楽しみにしております。
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みなさん、ステキな夏の日を!


◆参照元

伝統と革新。魔法のうつわ、波佐見焼「キーポカップ」

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電子レンジで温めて、
取り出すときの「あちっ!!」
...あれって地味にへこみません?


電子レンジでチンしたあと、
取り出すときに「あちっ!」ってなった経験ありませんか?
あれ、地味にへこむんですよね。
今日はそんな悲劇(?)とは無縁の
通称、"魔法のカップ"をご紹介したいと思います。

長崎県東彼杵郡・波佐見町でつくられている「波佐見焼(はさみやき)」は
うつわ好きの人はもちろん、一般的にもとっても有名な焼き物のひとつ。
まずはチラッと少しこの波佐見焼についての説明を...

(※私決して焼き物に精通しているわけではないのですが
ここはひとつお手柔らかに聞いてくださいね、ハードル低めで。
今世の中に足りてないのはそういう慈愛の精神だから)


焼き物といえば同じ九州の佐賀県で作られている有田焼、
岐阜県の美濃焼や、岡山県の備前焼、
ちなみに我が故郷、石川県では九谷焼というものもあります。
日本全国にはたくさんの、焼き物の産地がありますが
今回ご紹介する「波佐見焼」は、さかのぼること
慶長3年(1598年!!)から焼き物づくりを始めたと言われていて
400年以上もの長い長~い歴史があるんです。

そんな伝統的な 焼き物文化なのですが、
最近はどこの産地も、ただ単に「(伝統を)守る」だけではなく
「守りながら、攻める!」といった感じで
伝統×革新を組み合わせた新しい試みが増えている印象。
新ブランドの立ち上げや海外進出、個展、展示会...etc.
活躍している若き陶芸家さんたちも日本にはたくさんいます。

で、話は本題に戻るんですが
今日ご紹介したいのは波佐見焼のうつわ「キーポカップ」。
清山という有名な窯元さんの技術で作られた陶器カップなのですが
波佐見焼の伝統と、画期的な構造の合わせ技がすばらしい。

どんなところが普通の陶磁器と違うかって?
まず、うつわが熱くならない
冒頭で触れた『レンチンの悲劇』を引き起こさないよう
"中空二重構造"という仕組みを採用してます。

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こうやって横から断面図を見たらわかりやすいね~
中の飲み物の温度が外に伝わりにくいから
うつわ自体が熱くならずに、ちゃんと中の液体だけがアツアツの状態に。

そして2つめ、保温&保冷効果
魔法瓶と同じつくりなので、
温かいものは長く温かいまま、冷たいものは長く冷たい。
これからの暑~い季節にはかなり嬉しい!
結露しないから机の上が水浸しにならない、コースターいらずなデキる奴なのです。
ちなみにこの「キーポ」という名前は
Keep(保温・保冷を保つ)&Power(=力)という造語から由来しているそう。

最後に3つめ、水割り線が入ってる
水割り線と呼ぶかどうかは不明ですが、
アルコールを水割り(もしくはお湯割り)するときのために
6:4、4:6の目安になる2本のラインが内側に入っているわけです。
こりゃ便利だわーーー

機能性はもちろんですが、個人的に一番好きなのは見た目(←おいおい)
つい先日実物を触らせてもらったんですが、
最初に目を惹いたのが、この「色」でした。
磁器特有のつるっとした手触り、手に馴染む程よい重さはもちろん
やっぱり色もすごく大事だなと思うわけです。
私はこのネイビー&スカイブルーのきれいな青色にひとめ惚れでした。

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こちらがネイビー
深い青。モロッコの青い街、シェフシャウエンの街みたいな色。

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そしてこちらがスカイブルー
よーく晴れた日の空みたい。この優しい空色に癒されます。
これで屋上やベランダで冷たいコーヒー飲みたいなぁ、なんて。


※他にも、ホワイト、ピンク、ブラウンもありますよ~

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おくりモノとしても喜ばれそうですね。


Fysm Color(フィズム カラー)
www.rakuten.co.jp/fysm-color


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