Hola ! みなさん、ご無沙汰しております。おかっぱちゃんこと、イラストレーターBoojilです。
今回はメキシコ留学中に出会ったアーティスト、Anado Mclauchlinをご紹介します!

写真左、Anado Mclauchlin 写真右、パートナーのRichard Schultz
アナードとは、メキシコシティで開催されたアートフェアで初めて出会ったのですが
メキシコの色を全て閉じ込めたようなカラフルで奇抜な作品を制作し続けている、素晴らしいアーティストです。
トレードマークのサンタさんのような真っ白なふかふかのおヒゲ!ファッションセンスも抜群!
キャラクターになるくらいとっても可愛いのです。オーストラリアで産まれ、サンフランシスコに移住。
その後、メキシコのサンミゲルデアジェンデに土地を購入し、移住して7年になるんだそう。

彼の作品は平面だけではなく、オブジェ、はたまた家まで!どこを見渡しても、色の洪水です。
彼の家の敷地内にあるギャラリーやアトリエ、自宅までも全てが作品。
今回彼の自宅に特別招待していただき、取材をさせてもらいました。こんなお家、見た事ない!
目に見えるもの、手に取れるもの、全てが彼の作品です。
頭の中に浮かんだイメージを全て作品に落とし込む。
小さなものも、大きなものも全て形にしてみようとする姿勢には、とても大きな刺激を受けました。

写真はAnadoのアトリエ。ここから全ての作品が生まれていきます。
制作途中の作品も見せてもらいましたが、世界中から集めたビーズやおもちゃ、ガラクタを素材にして
コラージュしていくそうです。自分の作品を通して世界が繋がってく。
誰かに楽しんでもらえることが彼の作品作りの言動力になっているそう。
作品の中に英語で"バカになれ!"の文字が。形に捕われず、常識を覆せ。
アートには誰かの評価とかそんなものは本当はいらないですよね、
Anadoさん!彼の作品を見て、わたしは終始興奮状態で、ギラギラしていた。
まだ知り合ったばかりのわたしにも快く家に招待してくれたことをとても嬉しく思う。

作品はAnadoひとりで制作するものもあれば、職人さんに依頼してイメージを形にしていくものもあるんだそう。
この写真のオブジェ、なんとすべてトウモロコシで出来ているんだからビックリ!
巨大で全長3m以上あるんですよ〜!!!

こちらはリビングのシャンデリア。インテリア全てに彼の想いがこもっています。
留学して、スペイン語が話せるようになる事で、こうしてコミュニケーションが取れたことを本当に嬉しく思う。
きっと言葉が話せなかったら、彼の作品を間近で感じ、感動することもできなかっただろうな。

作家活動をしていると、いろんな壁にぶち当たる。なんの保証もない。
わたしたちは表現していくことで、自分の生活、心を保っていくしかないんだから。
でもそれは、とてもやりがいのあること。

でもメキシコにいる間、心はとてもポジティブ。
夢が何倍にも膨らんで、明日が楽しみになる。
次回はこの連載も最終回!お楽しみに〜

Boojil (ブージル)
イラストレーター/エッセイスト/漫画家。
東京在住。海外ひとり旅から生まれた極彩色でピースフルな作風で
観る人を優しい気持ちにしてくれる不思議な力を持つ。
2012年、原色の飛び交う国、メキシコへ留学。スペイン語と民芸品作りを学ぶ。
観る人を優しい気持ちにしてくれる不思議な力を持つ。
2012年、原色の飛び交う国、メキシコへ留学。スペイン語と民芸品作りを学ぶ。
自身のひとり旅を記したエッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』(小学館文庫)が
現在NHK Eテレで2012年アニメ化されレギュラー放送された。