
サワディーカー、箱庭特派員の小夏です。
挨拶ひとつで現地の人とグッと近くなれると今さら気づいた今日この頃...!
話す時の初めと終わりはとりあえず合掌しています。笑
さて、今回は暑さが厳しいタイのチェンマイよりお届けします。
このところ日中は35 ℃!という日が続いていますが、チェンマイでは山が近いこともあり
たまに吹く風に助けられています。それにしても暑い...
そんなチェンマイに来たのは人に会うためでもあるんです!
旅するお手紙 Vol.9のバンコク編で、バンコクアート・カルチャーセンターbaccについてお届けしましたが、
そこで知ったハンドメイド雑貨TWINKLEの作家さんに今回お話を聞いてきました。
今年チェンマイの大学を卒業したという作家のJANEさんは、笑顔がとびきりかわいいとってもステキな人!
学生の頃から、授業が終わるとほぼ毎日自宅で作品を制作し、
今ではチェンマイの雑貨ショップ10店舗で作品が取り扱われているそうなんです。


チェンマイには今もハンドメイドの服飾雑貨などが市場に並び、
普段の生活の中で手作りのものを使う習慣が根付いています。
ハンドメイド雑貨の販売を始めたきっかけも、JANEさん自身何かを作ることが大好きだからなのだそう。
特にタイの民族が作る布が好きで、普段はあまり馴染みのないこれらの布を日常使いとして生活に取り入れられないかと考え、
TWINKLEのメイン商品にもなっているこちらのノートブックを作りはじめた と話してくれました。
生地の中にも柄や織り方にそれぞれ名前があるそうで、どれも一つ一つ丁寧に作られているのが伝わってきます。

これまでにNAGAやNeedle、インディゴなどたくさんのタイ民族の布シリーズが展開されていますが、
タイにはまだまだ色んな民族の布の種類があるそうなので、
次はどんなかわいいノートブックが仕上がるのか今からとても楽しみです。
そんなノートブックシリーズを始め、JANEさんの作品はハンドメイド好きな日本人にも人気なんだとか!
TWINKLEの商品はチェンマイをはじめバンコクでも販売されていますが、
中でも布のノートブックは日本人に手にとってもらうことが多いのだそう。
デビュー作でもある、タイのリサイクル紙で作ったノートブックは主にタイの人に人気で、
布のシリーズは日本人により人気があるため、今もそれぞれ並行して作っているのだそうです。
JANEさん曰く、チェンマイには周りに手作りのものがすでにたくさんあるので、
タイの人は手作り風な作品はあえて雑貨ショップなどで選ばないのではないかとのことでした。
手作りのものに囲まれて生活できる環境はとても素晴らしいし、羨ましい...!
また、それだけチェンマイではハンドメイドの雑貨が盛んということもあり、
JANEさんが知る限りで30以上の作家さんやブランドがあるんだとか!
チェンマイのハンドメイド雑貨のこれからがとても気になります。
制作のための材料は市場などで仕入れることが多いそうですが、時にはタイの民族の布を求めて山へ行くこともあるんだそう!
民族と聞くとなんだか少し遠い存在に思えますが、JANEさんがこうして素材をいかした形で作品に仕上げることで、
より近いところでハンドメイドの暖かみや作り手の想いが伝わってくるような気がします。

作ることは趣味でもあるので、仕事として辛いと感じることはないと話すJANEさん。
話していて、作るのが好きなだけでなく、作品を通して伝統的なタイの生地を
もっと幅広い人に身近に感じてもらえればという真摯な姿勢を感じました。
また、年齢は関係ないかもしれませんが、
若いのにこうして自分の道をまっすぐな気持ちで突き進むJANEさんにとても心打たれました~。
今後はバッグや服など、服飾雑貨の制作も考えているそうです。JANEさん、これからも見届けさせてくださいー!
そしてこうして実際にJANEさんに会って話を聞けたのも、
タイアート・デザインセンターbaccで作品を見つけたことがきっかけでした。
こうしてつながりが増えていくことは仕事の面だけでなく国内外の人と出会えるので面白いのだそうです!
そうそう、今回JANEさんにお話を聞いた場所はチェンマイ大学の敷地内にあるcafe DinDeeというお店。
こちらのカフェを始め、チェンマイにはこじんまりとした素敵なカフェがたくさんありましたー!
次回は街歩きで立ち寄ったカフェをお届けします。
◆箱庭キュレーター

小夏 / 旅人
3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
sommar | 世界一周 手しごと巡業の旅 | Twitter:@conatool