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箱庭本のこぼれ話vol.1「箱庭が誕生したばかりのころ」

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本に収録できなかった「こぼれ話」を
角川さんに内緒で綴る編集後記的なもの。

こんにちは、なかじです。
「かんたんなのに、ほとんどの人がやっていない
お店にファンをつくるウェブ発信の新ルール」
先日、無事出版記念パーティを終えました。
週末渋谷のTSUTAYAで本を見つけて嬉しさのあまり
本棚の周りをもじもじしながら4周したっていうね。
今日はね、そんな本の編集後記を書いてみようと思います。

大人の方々から「出版した後はちゃんと本の告知もね」
と日頃言われるのですが、何か普通に紹介しても
「あいつまた告知かよウゼー」「やーい告知マン告知マン」
みたいにいじめられたりしたら嫌だなと思いまして
それならば本に載せられなかった「こぼれ話」を書こうと。

今回の本、実は何度も何度も手直しを繰り返して
かなりブラッシュアップした内容になっています。
なので、こぼれてしまった話やページ数の関係上
やむなく省いてしまった部分も意外と多いのです。

でも、それ何だかMOTTAINAI!ということで
ここでご紹介していけたらなと思います。
さて第一回目のテーマは「箱庭スタート当初のこと」
出版記念イベント時にもこの質問を頂いたので、
箱庭が誕生した当時のことを少しご紹介させて下さい。
ちょっと長いし、あと夜書いてるから
たまにポエムっぽくて気持ち悪いかもしれないけど
慈愛の精神でどうか最後までお付き合い下さい。

「見てくれる人なんているのかな...」
と当時ほとんど期待していなかった
箱庭がスタートしたのは2012年5月11日。
とはいえ、β版でテストアップをしていたので
記事を書き始めたのは2〜3ヶ月ほど前でした。
グランドオープンした当初は
「ワクワクするね!」という期待と同時に
「でも誰が見てくれるんだろう」なんて不安もあって
決まりやルールのない中、手探りで記事を書いていました。
正直、誰からも見られないんじゃないか?とも思ってました。
誰でも簡単に世の中に向けて発信することができるとはいえ
誰にも見られないのはやっぱり寂しいし張り合いがない。
きっと、お店をやっている人もフリーランスの方も
個人でブログを始めたという方も
最初に感じるところだと思います。

元々、発信が社内で評判だったケイナ編集長を筆頭に
それまでメンバーが個別で行っていたSNSやブログを
集約したのが「箱庭」の原型です。
なので、非常にゆるーく始まったわけなのですが
立ち上げからしばらく経ち、facebookページにいいね!を
押してくれる人が10人、20人と徐々に増えるのに比例して
「楽しい」という気持ちも増していったように思います。

まずは友人、知人、同僚など
身近な人に知ってもらうことにした
お店やメディアを始める際、爆発的な広がりを期待しますよね。
でも現実はなかなか、そんなにうまくはいきません。
なので、私たちは友人や知人、同僚、仕事の関係者など
「近くにいる人たち」にまず知ってもらおうとPRしました。
ハガキサイズのフライヤーを作って配ったり
切り取れるカードを仕事関係者に渡したり
メールの署名にURLを添えるなど小さなことまで。
草の根活動というやつですね。

お金を払って広告を出したり、メディアに取り上げられれば
一気に広めることはもちろん可能だけど、
個人の方や資本が限られている場合はなかなか難しい。
であれば、身近な友人10人にまず知ってもらって
その友人の友人に広めてもらえばいいんです。
日本人のfacebookの友達平均人数は50人前後と言われていますが
そう考えると、10人の友人にシェアしてもらえば
500人に情報が届くことになりますよね。
SNSやウェブが発達した今の時代だからこそできることです。

「いいね」と言ってくれる人がいると
発信することがどんどん楽しくなる!
私たちが今まで楽しく「箱庭」を運営してこれたのは
----------------------------------------
●発信できる場所があること
●メンバー(仲間)がいること
●共感してくれる人がいること
----------------------------------------
この3つがあったからです。どれかが欠けても成立しませんが
中でも一番大きかったのは「共感してくれる人」の存在です。
「箱庭」はサイトオープンと同時にfacebookページを開設し、
毎日ページに「いいね!」がつくたびにワクワクしていました。
もちろん「いいね!」の数だけが基準ではないですから
増えないからと言って落ち込む必要はありません。
でも最近になって思うのは「いいね!」=「がんばれ」
なんじゃないかなと。共感や応援は何よりの原動力になります。

共感されたり、応援されると
「もっともっとおもしろいネタを探そう」とやる気も出ますし
それに対してまた共感されると、もっとやる気が出ます。
その繰り返しのループがあれば、「続ける」ことができますし
自然と情報のアンテナ感度も磨かれていくはずです。

というわけで、次回は「箱庭が最初に決めたこと」のお話です。
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[単行本ver.]
かんたんなのに、ほとんどの人がやっていないお店にファンをつくるウェブ発信の新ルール (ノンフィクション単行本) 

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