
Moi!こんにちは、箱庭キュレーターの小夏です。
今回もフィンランドについてお届けします。
実は今滞在しているカナダのアルバータ州では、木の形や見られる動物、家の作りなど
何かと北欧と共通するところがあるんです。昔、北欧から移り住んできたの人達がいたり、
食べ物にも北欧のレシピが使われていたりと、面白いつながりを感じています。
さて、ヘルシンキをぶらついた後は、フィスカルスという村に行ってきました。
フィスカルスまではヘルシンキから電車で1時間のカルヤー駅へ行き、そこからバスで20分ほど。
フィスカルスは100人以上のアーティストが住んでいるアーティストヴィレッジで、
豊かな自然環境の中でアートや工芸が生まれ、私たち旅行者もそれを工房などで見たり体験することができます。

もともと工業で発展した村だったようなのですが、今では当時の趣ある建物がギャラリーや博物館として使われています。
アーティストが工房にいたりもするので、なかなか濃い時間を過ごせそう!
私はヘルシンキから日帰りで行き、全部は見れなそうだったので地図を片手に気になったところへ行くことにしました。
まずは、フィスカルスのアーティストの作品が並ぶ雑貨店ONOMA Shopへ。


こちらの雑貨店では、木材など自然の素材を使ったものがたくさんありました。
どれもほしいものばかりで... 「この空間丸ごと下さい!」なんて、一度いってみたいものです。
地元のアーティストの雑貨がセレクトされているというのも、何だか目新しい感じでした。
デンマークやスウェーデンのものもあったので、新たな北欧のお気に入りアーティストが見つけられそう~

こちらは鍛治工房。ところせましと作品や鍛治の工具が置かれています。
一見、雑然としているのですが、何気に一つ一つが展示されているようでおしゃれ!
ワークショップで鍛治体験も出来るそうです。
突然ですが、こうした鍛治工房で黙々と鉄を叩く職人さんというと、皆さんはどういう人を思い浮かべますか?
私は宮崎駿さんみたいな人が浮かぶのですが、ここにはまさに、味わいのある作業用エプロンをした
渋ーい職人さんがいらっしゃいましたよ!

村の中を歩いていると、どの道を通ってもたくさんの緑に囲まれます。
途中、なかなか行き先にたどり着けない時に、ここに住んでいる男性とその子供達を見かけました。
3人は目の前の集合住宅のような家に入って行ったのですが、玄関の前には木で作られたおもちゃがゴロリ。
森林に囲まれた家と洗濯物、手作りのおもちゃ、子供たちのくったくのない笑い声。
なんだか映画のワンシーンみたいで現実味が持てず、心の中でうわぁ~!っとなった出来事でした。
アーティスト達が住んでいるということもあり、憧れるようなライフスタイルをのぞけるのも
見どころの一つかもしれませんね。

そしてたどり着いたフィスカルス博物館。村で栄えてきた工業について知ることができます。
博物館の方が、展示の内容について丁寧に案内して下さり、
ただ頷くばかりでしたが(笑)じっくり見ることができました。
お隣の建物ではフィンランド代々の暮らしがそのまま再現されています。


北欧では"古き良き"ものを若い世代がフューチャーするサイクルが何年かごとにある、
というのを聞いたことがありますが、 使いやすいデザインや温かみのある形など、いい部分は
今も受け継がれてしっかり残っているなぁと感じました。
アートに工芸、暮らしにたっぷり浸れるフィスカルスの村散策でした!
Fiskars website: http://www.fiskarsvillage.fi/en/ja
さて、次回はエストニアのとある島へ向かいます~!
◆箱庭キュレーター![haconiwa-conatsu.jpg haconiwa-conatsu.jpg]()
3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
sommar | 世界一周 手しごと巡業の旅 | Twitter:@conatool

小夏 / 旅人
3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
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