
最近気になるベジブロスを作ってみました!
はじめまして!お料理大好きShiomiです。
以前からちょこちょこ耳にするベジブロス。みなさんご存知ですか?
ベジブロスとは、いつもだったら捨てる野菜の切れ端や皮、種などを集めてとった野菜の出汁(ブロス)のことです。
なぜ、その出汁が今注目されているかというと、
1.美味しい!(←ここ大事!)
2.エコ!
3.栄養満点!
と、いいことずくめだからです。
美味しくってエコなのは想像できますが、なぜ栄養満点なのでしょうか。
旨みや栄養は皮や皮と実の間にあるとよく言われますが、
ここに含まれるフィトケミカルという成分が熱を加えることでスープに溶け出し、栄養満点のスープになるそうです。
フィトケミカルというと、赤ワインに含まれるポリフェノールや緑茶に含まれるカテキンなどが挙げられます。
免疫力や抗酸化力をUPしてくれることでよく知られていますよね。
ベジブロスには、このフィトケミカルが含まれるので、体を丈夫にし、アンチエイジングによいとされているのです。
アンチエイジング!素晴らしい!
と、いうことでベジブロスを作ってみましたよー
ベジブロスの材料

まずは、材料集めから。
基本的には、なんでもOK!できれば5種類以上入れた方が美味しいそうです。
中でも、おすすめなのが色や味がよくなる玉ねぎの皮、香りがよくなるセロリの葉やパセリの茎。
私が入れたのは、
(左上から)玉ねぎの皮、パセリの茎、セロリの葉、長ネギの緑の部分、
しょうがの皮、にんにくの皮、
にんじんの皮、かぼちゃの種、しいたけの軸、キャベツの芯です。
こうやって見るとカラフルで楽しいですね。集めていて野菜がかわいくなってくるのが、おもしろかったです。
両手いっぱい分集まったら、早速作りましょう!
ベジブロスの作り方

<材料>
野菜の切れ端 両手いっぱい分
水 1300ml
料理酒 小さじ1
<作り方>
1.鍋に材料をすべて入れる。
2.弱火で20~30分煮る。
3.ざるなどで濾す。
アクもフィトケミカルなので、取らなくてOKです。めちゃくちゃ簡単ですねー。
入れる野菜によって色や風味が変わるので、色々試してみたくなります。
今回のでき上がりはこんな感じです!

濃いめの黄金色にできました!
味見をしてみると、優しくてまろやかな味。もちろんこれだけでは薄味ですが、料理を美味しくしてくれそうな予感がします。
このベジブロスを使って何を作ろうか迷いましたが、ここは優しい味をそのまま生かして、
ミニトマトのスープとにんじんの炊き込みごはんを作ってみました。
ミニトマトのスープ

<材料>
ベジブロス 200ml
ミニトマト 5個
塩 ひとつまみ
こしょう 少々
オリーブオイル 適宜

<作り方>
1.ベジブロスを温めておく。
2.ミニトマトを細かくきざんで器に入れる。
3.塩とこしょうを加えて混ぜる。
4.水分が出てきたら、あつあつのベジブロスを注ぐ。
5.オリーブオイルをたらす。
塩の代わりに味噌を入れたり、オリーブオイルの代わりにごま油をたらしてみたり、色々試してみてくださいね。
ベジブロスの味が優しいので、塩味をしっかりきかせるか風味の良い材料を入れると味がきまります!
にんじんの炊き込みご飯

<材料>
ベジブロス 適量
米 2合
にんじん 中1本
料理酒 大さじ1
塩 小さじ1
<作り方>
1.にんじんをみじん切りにする。
2.炊飯器に米と料理酒、塩を入れて、ベジブロスを2合分の目盛りまで入れる。
3.にんじんを入れて炊く。

そのまま食べるのはもちろん、できるだけシンプルな味付けにしたので、温かいうちにバターを混ぜたり、ごましおを振ったりしても美味しいです。
私は、みじん切りの玉ねぎ、にんにくと一緒に炒めて最後にパセリのみじん切りをたくさんいれてみました。
ベジブロスの味と入れた野菜の味が引き立てあって、いい感じにできました。刻んだナッツを入れてもいいかも!
ベジブロスはどんな料理にも合うので、アイデアがどんどん出てきます。
スープもごはんもゆっくりしみじみ味わいたい一皿になりました。
ちなみに野菜の切れ端は、ジッパー付きの保存袋に入れてためておくとすぐに集まりますよ。
できたベジブロスも冷蔵庫で1週間、冷凍庫で2~3ヶ月くらいもつそうなので、ぜひ作ってみてくださいね。
ベジブロスについてもっと知りたい方には、タカコ ナカムラさんのレシピ本「ベジブロスをはじめよう。 」がオススメです。
タカコ ナカムラさんは、安心安全な食を追求する料理家であり、オーガニック食品を使ったカフェのプロデュースや料理教室も行っています。
なんとベジブロスは、約25年前に始めたそう!
んー、美味しそう!
「ベジブロスをはじめよう。」には、基本のベジブロスの作り方から、スープやごはん、メイン料理まで紹介されています。
また、栄養素について詳しい説明があったり、野菜の力を引き出す方法も載っていて、野菜がもっと食べたくなります!
ベジブロスを作っていると、今まで気付かなかった野菜の味に敏感になってきて、野菜を食べるのが楽しくなってきました。
そして、体とお肌の調子もいい!
さて、次はベジブロスでカレー作ろうかな♪
◆参照書籍