
前回に引き続き、おかっぱちゃんの旅、今回はペルーのクスコに来ています。
クスコから車で1時間移動した場所にある、占い師が多く住むといわれる村"ワサオ村"へ!
目的はもちろん"占い" 本物のシャーマンに将来を占ってもらったらいったいどうなる!?
*シャーマンとは超自然的存在と直接接触・交流・交信する役割を主に担う、日本で言うイタコのような特殊能力を持った人のことをいう
さてここまでどうやってやってきたのか?というと...

タクシーを利用した際、知り合った運転手の男性"フアン"さん。
彼にワサオ村の話をしたら「ツアーを組みましょう!わたしはケチュア語を話せますから。」
なんと!そうか!ペルーの先住民はスペイン語を話さずケチュア語が公用語だったことを忘れていた!
せっかく勉強したスペイン語だけれど、これでは占ってもらったって答えを理解出来ない。
ならばフアンさんにガイドもお願いしよーっと!車で移動すること1時間。
緑の美しいペルーの山々を見ながら、ワサオ村に到着
「かなり閉鎖的な村なので、絶対に単独で行動しないように...!」フアンの言葉で
相当不安になるのであった!ソワソワ...

フアンさんが車を出てから10分後、車に戻ってきた!
「今交渉したシャーマンは残念ながら取り込み中だ。他を当たってみる」
その繰り替えしを何度か重ね、わたしたちはもう占ってもらえないんだろうな〜
だってこんなに閉鎖的な村なら、観光客なんて相手にしてくれないだろう。そう思ったのだ。
しかしながらそれから30分後、ようやく占ってくれるというシャーマンを見つけ出し戻ってきた。
「いいね、今からシャーマンの家にお邪魔するが、絶対に写真撮影はしてはいけない。
わたしも初めてお会いする方だ。丁寧な態度で接すること。失礼を働いては絶対にならない。
彼らはケチュア語を話から、きっと理解不能だろう。わたしがスペイン語で通訳をする。」
中に入ってみると、薄暗い室内にシャーマンは立っていた。
さっそく「仕事」と「恋愛」について占いをお願いすることに。。。

よく聞けば、シャーマンのおじさんはスペイン語を話している!
そして写真撮影も気軽にOKをしてくれたのだった!どうしたフアン!
不安なのは君だったんじゃないのか!名前の通りの男、フアン。
つっこみは置いておいて、ワサオ村のシャーマン達は高山病に効くコカの葉を使って占いをする。
占いたい内容を呪文のようにコカの葉に投げかけながら、テーブルに葉を落としていく。
その落ちた場所で占い結果が分かるそうなのだ。わたしは帰国してからお店を開きたかったので
シャーマンに聞いてみた。「お店は開けるでしょうか?」
プラスして、「結婚はいつできるか?」その質問を投げかける。
すると・・・・

「店は必ず開くことができる。しかしながら君はやりたいことが多すぎるので
まずは2つのプロジェクトから進めていきなさい。その後はお金が必要になるから
計画的にゆっくりゆっくりやっていけばいい。良い場所がきっと見つかるよ。」
「そして、結婚だが...来年だな。焦ってはいけない。」
この占い結果を聞いた数ヶ月後に、わたしは日本に帰ったのだけれど
帰った翌日、オープンした「東京おかっぱちゃんハウス」の物件に出会うのだった。
シャーマン。。。間違っていない!!!!!!
結婚は来年。。。それは当たるのか!?どうなのか?吉と出るのか?!
独身のおかっぱちゃん、、、おかっぱさんになるまでに嫁に行きたいものです。笑
ペルーといったらマチュピチュ!が有名ですが、
シャーマンによるコカの葉占い、立ち寄った際には是非あなたもお試しあれ!!!!!!!!!
次回は世界遺産の天空都市"マチュピチュ"の旅をご紹介します。
つづきはまた~!

イラストレーター/エッセイスト/漫画家。 http://boojil.com/
海外ひとり旅から生まれた極彩色でピースフルな作風で観る人を優しい気持ちにしてくれる不思議な力を持つアーティスト。自身のひとり旅を記したエッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』(小学館文庫)が現在NHK Eテレでアニメ化され放送中。好きな国はメキシコ、ラオス、インド。2012−13年、メキシコへ留学中、スペイン語と民芸品作りを学ぶ。春に帰国し、東京都練馬区にある古民家でアトリエ兼、スタジオ・イベントスペース"東京おかっぱちゃんハウス"をオープン。現在、広告、CDジャケット、テレビ番組のタイトルやイラストを担当するなどジャンルを問わず活動中。