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迷うのって楽しい!路地裏アートひとり旅|第1回

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140407loco_00.jpgloco も歩けばアートにあたる。すべては箱庭から始まった。
* 韓国、北村〜三清洞〜老子洞で路地裏アートめぐり *

こんにちはー。 箱庭特派員の loco です。
はじめましての記事は、このあいだ韓国に行ってきたので、そのときのオハナシ。

韓国ってわりと身近で、行ったことある方も多いと思うのですが、
わたしは韓流ブームにも乗っていなかったし、焼き肉も免税店もあまり興味がなく、行ったことなかったんですね。

ところが、箱庭のガッコウの授業で、ケイナ編集長の韓国レポートを紹介されました。
アート盛りだくさんの韓国情報を。福岡からはるばる東京までガッコウに行って、
そこで韓国の知られざる魅力をガツンと投じられたんです。

いやいや。福岡のほうが、韓国近いやん!なのにばりばり、遅れとっとーし!!
こりゃ、負けちゃおられんばい!!!心の博多弁が叫ぶこと、この上なしだったわけです。

というわけで、アートを探しに韓国へ行くことにしました。
同じ韓国でも、ケイナさんとは違うところでアートを探そう、と(負けずぎらい)。

140407loco_02.jpgガイドブックにない場所へ。自分のアンテナで動きたい。

さて、意気込んでみたものの、初めての韓国でしたから、本を一冊購入しました。
歩いてまわる小さなソウル」(鈴木ちひろ/大和書房)。
紹介しているスポットも、その掲載写真もステキで、撮影目的のわたしには、ぴったりの本でした。

そして行く先は、ソウルの歴史を色濃く残す、北村~三清洞~老子洞(プッチョン~サムチョンドン~ヒョジャドン)。
インチョン空港から空港鉄道と地下鉄で、乗り換えること2回、40分程で北村エリアの安国駅(アングン-ニョク)に到着です。

140407loco_08.jpg
北村~三清洞エリアは、昔ながらの町並みで、小さな路地がいっぱいあります。
そしていたるところに路上アートと、ギャラリーの数々。
韓国の方のアートに対する受け皿の深さと勢いを感じました。
リノベーションしているおしゃれなカフェが並んでいたり、とても楽しいのだけど、そこはやはり人気スポット、観光地。
(そりゃそうですよね、ガイドブック見ながら来てますもん!)
  
心の博多弁が叫びます。
もっともっと!地元の空気ば感じたかーーー!!

140407loco_03.jpg
ついに思い描いていた情緒あふれる韓国。ノスタルジィ〜。

三清洞から、景福宮(キョンボックン)の壁沿いを西へ15分ほど歩くとお隣エリアの老子洞にはいります。

地下鉄でもひと駅で行けますが、寒空だけど青い空のもと清潔な空気を感じたり、
大きな木それぞれにある鳥の巣を見つけたりしながら歩くのは、からだがリセットされるようで気持ちよかったです。
旅にでたら、ゆったりと時間を忘れたい。
五感をとおして満喫できる旅は、やっぱり乙なものですね。
  
老子洞に行くと、それまでよく目にしていた英語や漢字表記が少なくなってきます。
土地の人の普段の生活に、ちょっと近づけた気分ですよね。
ここは「時が止まった街」とか「過去と現在が共存する街」と呼ばれることもあるそう。
言葉のひびきだけでも、ワクワクします。

140407loco_05.jpg
黄色い壁があらわれた! 
loco のテンションがぐんとあがった!!

さて、ここでもあえて大通りは避けて、路地裏へ路地裏へと進んでいったわけですが、これがまたおもしろい。
たいていは袋小路の行き止まりだったり、かと思えば、ここに出ちゃう!?という場所に出たり。
あれー、ここさっき通ったし!なんて、気分はすっかり探検隊。
ガイドブックにはない、自分だけの地図がどんどんできあがっていきます。
 
そしてわたしの一番のお気に入りは、某人気ゲームのキャラのように突如あらわれたこの路地。
まばゆいほどの黄色の壁。
心の博多弁も、このときばかりは無言でガッツポーズでしたね。
この路地を曲がったところが、またおもしろいのですが、それは行ってのお楽しみ。
 
とても目立つので、実は有名なのかもしれないけれど、わたしには秘密の宝物になりました。
もう場所も分からない、もしかしたらそのときだけ存在した路地かもしれない...なんてね。
(水をさすようですが、老子洞のメインストリートの東側です。実在してますね。)

いろいろなところにある「こっそりアート」に遭遇するのが、本当に楽しいので、ぜひ下調べなしで探検してみてほしいです。
かなりのアハ!体験ができると思います。

140407loco_09.jpgなんか、泳いでいたりとかね。
140407loco_11.jpg
あれはもしかしたら、月へとのぼる梯子だったのかもしれない。
そんな風に思わせてくれる、魅惑の路地裏でした。黄色い路地なんて、ふりかえると、わわ!人が!というオブジェもあったりしましたよ。
見つけたのが夜だったんでぎょっとしました。

140407loco_10.jpg
そう、夢中になりすぎて、気づいたら日が暮れていたんですね。
いい感じのカフェもあちこちにあるので、休憩をはさみながら探検しましょうね。

今度行くときは、真っ白な地図を持って、自分だけの開拓ルートをメモしよーっと。

次回は韓国の伝統家屋「韓屋(ハノック)」のゲストハウスについて、レポートしますね。
お楽しみに~。


◆ 今回いったのは、ココ!

景福宮キョンボックン)』
住所:161 Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul
右下の駅 『Anguk』が安国駅
景福宮の東が北村~三清洞エリア、西が老子洞エリア

◆参考本
出版社:大和書房
著書:鈴木ちひろ著
判型・ページ数:A5変・160ページ

◆箱庭キュレーター
loco
箱庭のガッコウ1期生。博多の女。写真家。センス、アイデア、クリエイト。主に直感と行動力で生きている。4月より、世界的に活躍するアーティストやクリエイターを生み出すことを目的に設立された自治コミュニティFUCAの第3期アーティストとして始動。覚えておいて、損はないです(きっとね)。



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