
こんにちは!箱庭編集部です。
「ハンギングプランター」づくりのワークショップを一緒に行う『モチイエ女子project』さんが、写真展を開催しているというので、早速行ってきました。
会場は、伊勢丹新宿店の本館5階。
フロアのちょうど真ん中当たりに、映画監督・安藤桃子さんによる写真プロジェクト「one - "1" woman living in Tokyo」のパネルを発見!

安藤さんが、アート、芸能、料理、ファッションの業界で注目される、5人の女性たちを撮りおろしています。
それが、まさにこのプロジェクトのテーマ「都市に生き、自身のクリエイティブな活動を発信する女性たち」にぴったりな女性たちなんです。(ページ最後に写真とともにご紹介しています!)

確かに皆さん、プロフェッショナルでありながら、芯が強そうな美しい方々ばかり。憧れます。
そのモデルさんたちが撮影された場所というのが、彼女たちの家やアトリエなんですね。
部屋の中の風景は職業とのリンク、またはギャップを訴えかけていて、とても興味深いです。
「意外性に人間性が宿る」とは安藤さんの談。なるほど、なるほど。

そして、もうひとつの見所が、安藤さんならではの視点です。
まるで映画のワンシーンのような写真・・・!と見とれてしまうのですが、それもそのはず、それぞれの部屋にストーリーを設定し、そのシーンを切り取るように撮影したとのこと。
さすが、映画監督!!
しかし安藤さん、このように写真家として作品を発表するのは初めてなんだとか。

ちなみに、同じく3階では、写真家・鈴木親さんが撮影した、桃子さんの妹の女優・安藤サクラさんの写真が展示されています。
安藤姉妹が、伊勢丹新宿店をジャックする2週間。あわせてチェックするのがおすすめです。

そして、写真展のお隣りでは、「東京女子部屋」という展示販売企画が行われています。
"とある2人の女性の部屋"として、2つのパターンのインテリアがディスプレイされているんですね。
両方とも、とってもおしゃれそう・・・!なのですが、期間によって内容が入れ替わり、
10月15日(水)〜21日(火)は「room A」として、22日(水)〜28日(火)は「room B」として展示されるんです。

わたしが見てきた「room A」は、テキスタイルデザイナーの女性の部屋という設定。
好きなものに囲まれて過ごすのが好きで、整理整頓が苦手という女性「わがみちさん」です。
カラフルなパッチワークのカバーがかかったソファの上で、お気に入りの音楽を聴きながら雑誌を眺めるという至福のひととき・・・に必要な、家具や雑貨が置かれています。
こんなに大きなソファがあれば、リラックスして過ごせそう!

おうちで過ごす楽しさを再確認できる、そんな素敵な空間です。
ディスプレイに使われている家具や雑貨は、もちろん購入可能。

「わがみちさん」は、スペインとモロッコがお好きだそうで、エキゾチックテイストの雑貨が所狭しと並んでいます。
食器やカゴ、動物のオブジェ、バッグ、リボンやアクセサリーの小物からマットやブランケットなどの布物まで。
まるで、スペインやモロッコに旅に出たような、楽しい気分になります。

見ていて思わず手に取ってしまう魅力的な雑貨たち。
お客さんの様子を見ていて、学生風の若い女性から、年配の女性まで目を輝かせていることに気づきました。
女性は、いくつになっても雑貨が好きなんですね〜
そんなハイセンスな雑貨たちは、女性への贈り物を探している男性にもおすすめです。

飾りたくなる表紙の雑誌やポスターがずらり。『オリーブ』や『マッツ』など、30代女子には(?)懐かしの雑誌も!

カードやスタンプ類も豊富。送る予定がなくても、思わず買ってしまいそう。

「東京女子部屋」は、22日(水)から「room B」へとがらりと雰囲気が変わるそうなので、
次はどんな世界が展開されるんだろうとわくわくします。
そして!
10月18日(土)には、安藤桃子さんと、本展をキュレーションした後藤繁雄さんによるトークショーが開催されるそうです。
この機会に、ぜひお出かけください。
安藤桃子さん・後藤繁雄さんによるトークイベント
日時:10月18日(土)14:00~(約30分間)
会場:伊勢丹新宿店本館5階センターパーク/ザ・ステージ#5
定員:20名さま(先着)
お申込方法:お電話にてお申し込みください。
お問合せ:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
電話:03-3352-1111(大代表)
安藤 桃子
「one -"1"woman living in Tokyo」に向けてのインタビューを読む
1982年生まれ。高校時代よりイギリスに留学。その後ニューヨークで映画作りを学ぶ。2010年4月、監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンのICA(インスティチュート・オブ・コンテンポラリー・アート)と東京で同時公開され、国内外で高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。同作を自ら監督した映画『0.5ミリ』が2014年11月、「有楽町スバル座」ほか全国順次公開。
安藤桃子写真展
「one - "1" woman living in Tokyo」
会期:2014年10月15日(水) -10月28日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
東京を拠点に、さまざまな分野で活躍する女性たちを撮りおろした写真展がこの秋、始まります。
力強く、したたかに。自らの生き方も、暮らしも追求し、プロジェクトのタイトルを「one-"1" woman living in Tokyo」としました。
撮影を手がけたのは、日本を代表する映画監督として、今大注目を浴びている安藤桃子さん。
モデルには、国内外で活躍するアーティスト、日本舞踊家、世界50カ国以上を旅した経験を持つシェフ、東京での生活をスタートさせたばかりの女優、ファッション業界でマルチに活躍した経験を持つモデル事務所マネージャーといった、まさに自身の生き方やクリエイティビティを追求し、発信し続ける5人の女性を抜擢。
すべての撮影は、彼女達のクリエイティブな活動の「核」となる、家・アトリエで行われます。

中澤 梓佐さん(女優)
1988年生まれ。大阪府出身。3歳よりクラシックバレエを始める。大阪歯科大学卒業後、大阪の歯科クリニックで歯科医師として勤務する。歯科医師臨床研修を修了後、幼い頃から憧れていた表現者への道を再び目指すことを決心し、女優としての活動をスタート。現在は東京で役者の勉強に励む。

藤間 蘭翔さん(日本舞踊家/藤間流師範)
1984年生まれ。札幌出身。4歳より藤間流に入門、9歳より江戸時代から続く藤間家の後継者である藤間蘭景師、蘭黄師に師事。1999年より紫紅会に出演。2002年、蘭景師の名取として、6世家元藤間勘右衞門より「藤間蘭翔」の名を頂く。2006年、東京藝術大学邦楽科日本舞踊卒業。2009年、藤間流師範資格取得。

寺脇 加恵さん(フードプロデューサー/シェフ)
株式会社BeautyBar代表取締役。大学在学中にヴィンテージアパレル輸入業で起業。買い付けを兼ねて世界50国以上を旅し、現地の食文化を学ぶ。その後、飲食業に転向。世界各国料理ケータリング業を立ち上げる。飲食店舗のメニュー開発や飲食広告のコーディネート等を手がけるかたわら、農水省や経産省の地域活性化案件などにも携わる。
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藤本 祐さん(モデル事務所マネージャー) 1964年生まれ。熊本県出身。立教大学卒業後、モデルとしての活動をスタート。東京やパリをはじめとする世界のコレクションに参加。他にもアパレルブランドのプレス、ヴィンテージファッションのバイヤー・販売、服飾雑貨やアクセサリーのデザイナー等、マルチに活躍する。現在は都内モデル事務所AMAZONEにて、マネージャーを務める。 |

荒神 明香さん(現代美術作家)
1983年生まれ。東京芸術大学先端芸術表現科修士課程修了。自身が日常生活の中で感じた風景や体験を、美術館や展示空間内に現象として再構築するインスタレーション作品で高い評価を受ける。これまでに瀬戸内国際芸術祭をはじめとする国内外の展覧会に参加するほか、南川憲二、増井宏文と現代芸術活動チーム「目」(め)を結成し活動を展開。
安藤桃子写真展
「one - "1" woman living in Tokyo」
会期:2014年10月15日(水) -10月28日(火)
場所:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1

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