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旅するお手紙~365日世界一周~ vol.33|from ハンガリー

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お城が舞台!ブダ城の民芸祭へ

こんにちは、箱庭キュレーターの小夏です。
今滞在しているカナダのカルガリーも最近久々に寒くなり、今日はマイナス15℃!
外を歩いていたら、髪の毛に霜みたいなのが降りていました。ちなみに鼻の中はサクサクです。

さて、ハンガリーのブダペストに到着し、ペストの街を歩いてみた前回でしたが、
今回はドナウ川を渡り、ブダ城で開催される民芸祭を訪ねます。

ハンガリーの民芸ってどんなのだろう?お城で開催されるなんて、またすごい雰囲気がありそう!
と、ワクワクしながらブダ城へ向かいました。
ブダ城まではダウンタウンからメトロを使って20分ほどです。

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着いた頃にはすでにたくさんの人。
ハンガリーフードやダンスショーも楽しめるため、民芸好きに限らず色んな国の旅行者が来ていました。
地図を見てみると、広い城内にところせましとブースが出ているようです!

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城内へ進んでいく途中にもブースがずらり。
一つ一つ見ていたら、これでは時間がいくらあっても足りない!
(実際に見どころが満載すぎて、翌日も行くことになりました…。)

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ブダ城の王宮の前には、刺繍、レース、木彫りの器、鍛治雑貨などハンガリー中の民芸が集まっていました。
そしてお店をするかたわら、いたるところで職人さん達が実際に民芸品を作っています。

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民芸品を作っているところや、その真剣なまなざしも見たい私にとって、
こうした姿をいくつも眺められるなんて、なんて素敵なお城でしょうか!
正直、鼻息が荒くなってきました…
それくらい常に色んな店先でこうした製作風景がみれるのは、ブダ城の民芸祭ならではかもしれません。

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こちらの、楽しみにしていたハンガリーのレースは想像以上の細かさ!
糸を編む一本一本のボビンを模様に合わせてくるくる動かしていくようなのですが…
デザインに合わせて針を打ち込み、それぞれ糸をセットしたりと、編んでいく前の段階も
とても綿密な作業。
こうした手作業で、あの細かい編み目の上品なレースができていくんですね。
それにしても長いこと見ていましたが、何をどうやっているのか、さっぱり分かりませんでした…

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また、会場では実際に民芸を作って体験できるワークショップコーナーがとっても充実していました。
花のかんむりや小さなかご作りなど、あまり体験できなさそうなものまでたくさん。
飛び入りで参加できるので、作りたいと思ったものをいくつも体験できそうですよ!
私はハンカチに刺繍をするワークショップに参加。
ベテランのご婦人に教えていただき、本当にあっという間の2時間でした~。

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舞台では、伝統的な刺繍がほどこされた衣装のファッションショーをしていました。
ファッションスタイルは伝統的な感じではなく、今に取り入れられるようなカッコイイ服とモデルさんたち。

ショーに限らず、ブダ城の民芸祭では、今のハンガリーの民芸を感じられました。
アナログな技法は変わらずとも、デザインや、生活の中での新たな取り入れ方を見せることで、
民芸がこれからもっと幅広く楽しまれていくんだなぁ~!と、終始ワクワクしっぱなしの1日、いえ2日間でした。
そして、食べたり話したり作ったりと、見るだけでは終われない、参加型の民芸祭だったのでした~。


ブダ城の民芸祭
開催日時:2015年8月20日~23日 10:00~23:00
入場料:大人1日2000フォリント
場所:Buda Castle(ブダ城) Szent Gyorgy ter 6, Budapest 1014, Hungary



◆箱庭キュレーター
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小夏 / 旅人

3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
sommar | 世界一周 手しごと巡業の旅 | Twitter:@conatool


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