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旅するお手紙~365日世界一周~ vol.35|from ヨーロッパ

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もっと親しみやすくなる、ヨーロッパのローカルな町のシンボル

こんにちは!箱庭キュレーターの小夏です。
突然ですが、皆さんは実家や今住んでいる町の旗やシンボルって、パッと思い浮かびますか?
私の場合は、実家の町のシンボル?…あったっけ?というところから始まり、
あーあれかも!というくらいです。

ふだんはあまり目にしませんが、都道府県をはじめ、全国の市町村にまで旗やマークがあるのって、
そういえば不思議。どのマークにもそれぞれに意味が込められているんですよね。
なんだか面白いと思いませんか?

実はヨーロッパを旅したなかでも、そういったマークを町中でけっこう目にしたんです。
しかも日本のように、州や町といったローカルなところにも紋章というのがあり、
見かけると、これが毎度かわいい!
今回はそんな紋章を、旅するお手紙でお届けした町の中から紹介したいと思います。

まずはエストニア、キフヌ島の紋章。
右側は、キフヌ島のあるパルヌ地方の紋章です。
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物語に出てきそうなアザラシとクマ!
キフヌ島では昔から漁が盛んで、アザラシ漁も行われていたことから、紋章にはアザラシと海の波、
青い十字架が描かれているんだとか。
アザラシの、なんとも言えない表情がまたいいですよね。

パルヌ地方の紋章(右側)には、舌を出したクマが描かれています。
手つかずの自然が多いエストニアですが、パルヌだけでも多種類のクマが生息しているのだそうですよ。

こうして見てみると、日本でいうご当地のゆるキャラがそのまま紋章になった感じでしょうか!
(エストニアでキャラクターとなっているか分かりませんが…笑)

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お次は、スウェーデンのゴットランド島。
島には中世の歴史的な建物がたくさん残されていることもあり、町中では羊の像や門扉など
色んなところでこの羊のマークを見かけました。
紋章は、島に生息しているゴットランドシープという羊がモチーフになっています。
高品質なゴットランド島の羊毛は、代々続いてきた島を代表する産業なのだそう。

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こちらはチェコのヤブロネツ・ナド・ニソウの紋章。
町中の坂を登っていくとたくさん見られたりんごの木が、そのままかわいい紋章となっていました。
町の名前にあるヤブロネツというのも、もともと”りんごの木のある土地”という意味なのだそうです。

ヤブロネツ・ナド・ニソウをはじめ、訪れた町を知ったきっかけは違うものでしたが、
行った先々でこうした紋章やシンボルに興味をもってみると、
その町の従来の姿やまた違う特徴が見えてきてまた面白い!
そういった広がりも、旅の楽しみの一つになりました。

その他にも、まだまだかわいらしい紋章はたくさん!

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左上のマーメイドがポーランド、ワルシャワの紋章。お隣はフィンランドのヘルシンキ。
左下のシュールな王様はスウェーデンのストックホルム。
右下はスウェーデンの陶磁器メーカー、グスタフスベリ社やリサラーソンさんの工房がある町ヴァルムドの紋章です。
どれもシンプルだけど分かりやすくて素敵!

こんな形で、ローカルな紋章には歴史の資料集で見かけるようなかっこいいものから、
思わずにやけてしまうかわいいものまで幅広いので、旅行先でチェックしてみるのも面白いかもしれません。
また、町の郵便局やインフォメーションには、こうした紋章の切手やちょっとしたグッズが買えるところもあるので、
記念としてのぞいてみるのもオススメですよ!



◆箱庭キュレーター
haconiwa-conatsu.jpg
小夏 / 旅人
3年半のOL生活を経て、2014年1月より世界の手しごとでつながる旅をテーマにした旅ブログsommarをスタート。
島好きで、学生時代より国内外の色んな島に足を運ぶ。
世界のローカルな地域で続く手しごとやデザインを学ぶ"世界一周 手しごと巡業の旅"の様子を更新中。
sommar | 世界一周 手しごと巡業の旅 | Twitter:@conatool


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