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ノトコト♯1 日々の美しく何気ない風景を切り取った 写真集「いつもののと」

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石川県・能登半島から日々届く便りをお届け。
"ローカル目線"のモノコト採集、はじめました。


こんにちは、なかじです。
残暑ですね、ZANSHO。まだまだ暑いです。

今日から独断と偏見で"地元を自慢する企画"を始めてみたんですが
「ちょっと勝手にそういうのやられると困るんだよね」とか上司に怒られたらどうしよう。
慈愛の心で温かく見守ってください、慈愛の精神。そういうの大事だから。

どうでもいい前置きは置いておきまして
わたくし、なかじは石川県七尾市という町が出身なのですが
この"能登"という土地の魅力に気づいたのはほんのここ数年です。
それまでは、東京からのアクセスが悪いし、遊ぶところもないし
コンビニが夜10時で閉まったり、そもそも最寄りのコンビニまで車で30分とか
「イヤコレ、マジ、ツイキ―すわ」と思っていたわけです。
ただ、そんな不便な土地だからこそ
東京にはないものが逆にあることに、最近ようやく気づきました。
今まで当たり前だと思っていたことが、他県に住む人からは新鮮に見えることを知ったり、
"自然"、"地方"、"農業"など最近ローカルに特化した本やリトルプレスも、よく目にするようになりました。

いま仲間たちとIshikawa Drinks In Tokyoというイベントをやっていて
地元の友人から日々面白いローカルネタが入ってくるのですが、何だかもったいないなーと思ったので
その中のいくつかを、皆さんにもお届けしていきたいと思います。

長い前フリだったけど、これ枕詞なのでこれからがネタの本題。
まず最初にご紹介したいのは写真集「いつもののと」

意外と知られていないけど、能登半島は"世界農業遺産"に認定されています。
(説明しよう!)"世界農業遺産"とは
伝統的な農業や文化風習、生物多様性の保全を目的に...(※省略)
えっと、ちょっと長くなりそうなので、続きはここ読むとよろしいよ。
とにかく大自然に恵まれた土地なのです。あとね、お米もおいしいよ。


自然に囲まれたこの能登の風景、
そこに暮らす人々の日常を切り取った写真たち


この写真集「いつもののと」は、田んぼの苗や、日本海、祭りの様子など
ささやかだけど、美しくてどこか和む能登のひとこまが切り取られています。
その中の一部をちょっとご紹介。

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穴水・宇留地の「虫送り」の風景。
松明をもって田んぼの周りを歩き、虫を払って豊作を祈る伝統的な行事です。

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こちらは海の祭り。
「あばれ祭り」といって鳳珠郡・宇出津で行われるキリコ祭りです。
ネーミングがストレートでいいでしょ。

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朝陽、七尾西湾のカキ棚と釣り人。ほのかに霞がかった空。

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春から夏にかけての実り始めの稲。キラキラ雫がきれい。

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能登半島に浮かぶ島、舳倉(へぐら)島の民宿

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雪景色。雪深い北陸の地では、雪かきスコップがどの家庭にも常備されてます。


「あんた、なにやっとるがん?」なんて知らない人に
話しかけられたり、犬に吠えられたりな撮影オフカット!


さて、ここからは撮影カメラマンの撮影ウラ話。

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漁師さんの船に乗せてもらったり

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撮影中、見知らぬおばあちゃんに声をかけられたり

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お祭りにお呼ばれしたり

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犬に吠えられたり

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逆に撮られたり(笑)
何だか、ちょっとほっこりするでしょ。

箱庭も実は結構、石川と関わりがあって、
以前ケイナ編集長が金沢に取材に行ったり、
箱庭のガッコウの生徒さんの中にも石川県出身の方がいらっしゃったり
何かと最近石川がじわじわキテる気が、(勝手に)してます。


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